楽天証券の口座開設方法と最短で取引を始める手順

ウェブ完結なら翌営業日から取引可能

楽天証券の口座開設は、スマートフォンと本人確認書類があればウェブ上で完結します。運転免許証またはマイナンバーカードを用意し、顔写真と本人の写真を撮影して提出することで、郵送書類のやり取りが不要になりました。この方式であれば、申込の翌営業日から取引を開始できます。(出典:楽天証券「口座開設がウェブ完結に」2020年5月8日)

スマートフォンをお持ちでない場合や、運転免許証・マイナンバーカードのいずれも用意できない場合は、郵送による本人確認が必要です。本人確認書類のコピーをA4用紙に印刷して郵送する方式となり、取引開始まで約1週間程度かかります。本人確認書類は発行から6ヶ月以内のものが有効です。

NISA口座は総合口座と同時申込が可能

楽天証券で投資を始めるには、まず証券総合口座を開設します。株式や投資信託などの取引はすべてこの総合口座を通じて行われます。NISA口座を利用したい場合は、総合口座とNISA口座を同時に申し込むことが可能です。別々に申し込む手間が省けるため、初めからNISAの利用を考えている方は同時申込が効率的です。

すでに総合口座を持っている方がNISA口座を追加開設する場合は、本人確認書類をウェブ上で提出することで最短で申込当日にNISAでの買付が可能です。ただし週末や申込時間帯によっては翌営業日以降になる場合があります。

口座開設に必要なものと注意点

ウェブ完結で口座開設する場合、必要なものは以下の3点です。

  • スマートフォン
  • 運転免許証またはマイナンバーカード
  • マイナンバー(個人番号)の情報

郵送方式の場合は、運転免許証、各種健康保険証、住民票の写し(発行から6ヶ月以内)などが本人確認書類として利用できます。運転免許証をコピーする際は、本籍地の記載部分を塗りつぶす必要があります。また、NISA口座を開設する場合は、NISA制度が18歳以上を対象としているため、口座開設時点で18歳以上であることが前提です。

要点:スマホと免許証またはマイナカードがあれば翌営業日から取引可能。総合口座とNISA口座は同時申込で手続きを一本化できる。

楽天証券の口座開設キャンペーンとお得な始め方

口座開設キャンペーンは公式サイトで確認を

楽天証券では時期に応じて口座開設キャンペーンが実施されますが、キャンペーンの有無や内容は常に変動します。そのため、口座開設を検討する時点で必ず楽天証券公式サイトのキャンペーンページを確認することが大切です。過去の事例では、総合口座数の節目に記念キャンペーンが実施されたことがありますが、常設のキャンペーンではありません。

記事作成時点で確定的なキャンペーン情報がない場合は、無理に内容を記載せず、公式サイトでの最新情報確認を促すのが安全です。キャンペーンに惑わされて急いで口座開設するよりも、後述するお得なサービスを理解した上で始めることの方が長期的に重要です。

楽天カード積立でポイント還元を受ける

楽天証券の大きな魅力は、楽天カードを使った投資信託の積立でポイントが貯まる仕組みです。クレカ積立は月100円から10万円まで設定でき、NISAのつみたて投資枠でも利用可能です。ポイント還元率はカードの種類とファンドの代行手数料によって0.5%から最大2%まで変動します。楽天ブラックカードは2%、楽天プレミアムカードは1%、楽天ゴールドカードは0.75%または1%、その他の楽天カードは0.5%または1%です。(出典:楽天証券「楽天カードクレジット決済のポイント還元率」2026年7月21日更新)

還元率はファンド側の代行手数料によっても異なるため、積立を始める前に自分が選ぶファンドの還元率を確認しましょう。「一律1%」ではない点に注意が必要です。

楽天ポイントで投資を始める方法

貯まった楽天ポイントは、1ポイント=1円として投資信託や米国株式などの購入に利用できます。現金を使わずに投資を始められるため、投資初心者が少額から体験する手段としても有効です。また、楽天銀行とのマネーブリッジ設定や楽天ポイントコースの選択により、楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を満たすことも可能です。

ただし、ポイント投資の対象商品やSPUの条件は変更される可能性があるため、利用前に楽天証券公式サイトで最新情報を確認してください。ポイント投資はあくまで入り口の一つであり、長期的な資産形成にはクレカ積立やNISAの活用が効果的です。

要点:キャンペーン情報は必ず公式サイトで確認。楽天カード積立はカードとファンドにより0.5〜2%還元。楽天ポイントを使った投資も初心者におすすめ。

楽天証券の子供口座とこどもNISAの開設条件

未成年口座は親権者の同意と書類が必要

楽天証券では、0歳から17歳の未成年者を名義人とする口座を開設できます。この未成年口座を開設するには、親権者(法定代理人)が楽天証券に自らの口座を保有していることが前提です。親権者が複数いる場合は全員の同意が必要で、口座の取引や手続きを行う登録親権者を1名定める必要があります。

必要書類は、親子関係を証明できる住民票の写し(世帯主・続柄の記載が必要)や戸籍謄本と附票などです。健康保険証でも「夫、妻、子」と続柄が明確に記載されていれば使用できますが、「扶養・被扶養」といった記載では続柄確認ができないため不可です。親権者が一人の場合は戸籍謄本と附票が必須となります。なお、未成年口座ではクレカ積立は利用できません。

こどもNISAは2027年1月開始予定の新制度

0歳から17歳を対象とする「こどもNISA」は、2027年1月開始予定の制度で、2026年8月時点ではまだ利用できません。年間投資枠は60万円、非課税保有限度額は600万円とされており、対象商品は成人向けNISAのつみたて投資枠に準じた投資信託に限定されます。(出典:金融庁「令和8年度税制改正・NISA」2026年2月)

資金は原則として子供本人名義の銀行口座から振り込み、18歳になると通常の成人NISA口座へ自動移行されます。12歳からは子供本人の同意があれば資金を引き出せる仕組みが検討されています。現時点では「予定」の制度であるため、正式な詳細条件は金融庁や楽天証券の公式発表を待つ必要があります。

旧ジュニアNISAとの混同に注意

2023年まで存在したジュニアNISAは新規投資を終了しており、2026年現在は新たに開設できません。旧ジュニアNISAで保有している商品は18歳まで非課税で継続可能ですが、現行NISAやこどもNISAへの移管(ロールオーバー)はできません。

2026年時点で子供名義の口座を開設する場合、選択肢は課税口座である未成年口座(一般口座・特定口座)のみです。非課税で投資を始めたい場合は、こどもNISAの開始を待つか、親名義のNISA口座を活用する方法を検討しましょう。制度の正式名称や条件が変更される可能性もあるため、最新情報の確認が不可欠です。

要点:未成年口座は親権者の口座保有と親子関係の証明書類が必要。こどもNISAは2027年1月開始予定で、現時点では利用不可。旧ジュニアNISAとは別制度。

楽天証券の口コミと解約・他社からの移管方法

楽天証券の主な口コミ傾向

楽天証券の口コミで多く見られる評価は、楽天経済圏との連携によるポイント還元の魅力と、取引手数料の安さです。国内株式の現物・信用取引はゼロコースで手数料0円、NISA口座でも国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託の取引手数料が原則無料となっています。楽天カード積立でポイントが貯まる点も、投資初心者から支持されています。(出典:楽天証券「現物取引手数料」「NISA取引ルール」2026年8月確認)

一方で、取引ツールの多機能さゆえに初心者にはやや複雑と感じる声や、パスキー認証の必須化(2026年6月以降順次)に戸惑う口コミも見られます。口コミを参考にする際は、自分の投資スタイルや利用目的に合っているかを基準に判断しましょう。

楽天証券の解約・退会手続き

楽天証券の口座を解約する場合は、保有資産をすべて売却または他社へ移管した上で手続きを行います。残高がある状態では解約できません。NISA口座を解約する場合は、その年にNISA口座で購入した商品があると、同年中に他社でNISA口座を再開設できない制約があるため注意が必要です。

解約手続き自体は、楽天証券のウェブサイト上から申請できます。手続き完了までの日数や必要書類は状況によって異なるため、事前に公式サイトで確認しておくとスムーズです。なお、口座を解約しても過去の取引履歴や年間取引報告書は保存しておくことをおすすめします。

他社から楽天証券への移管方法

他社の証券口座から楽天証券へ保有資産を移す場合、一般口座・特定口座の商品は移管が可能です。移管手続きは楽天証券側から請求する「吸収方式」で行い、移管元の金融機関にも所定の手続きが必要です。手数料は金融機関によって異なります。

ただし、NISA商品を他社から楽天証券のNISA口座へ直接移管することはできません。NISA口座の金融機関を変更する場合は、変更前の金融機関で保有しているNISA商品をそのまま非課税で持ち続けること自体は可能ですが、楽天証券のNISA口座に移すことはできません。新たに楽天証券でNISAを始める場合は、新しい資金で購入する形になります。(出典:楽天証券「NISA口座の金融機関変更・移管」2026年8月確認)

要点:解約は資産をすべて処分してから手続き。NISA商品の直接移管は不可で、変更前の金融機関で非課税保有を継続することになる。

楽天証券で失敗しないための注意点とよくある質問

手数料無料の条件を正しく理解する

楽天証券は手数料の安さが魅力ですが、「完全無料」ではない点に注意が必要です。国内株式の取引手数料が0円になるゼロコースを利用するには、SOR(Rクロスを含む)への同意が条件です。また、IFA契約者などは手数料体系が異なる場合があります。投資信託は取引手数料が無料でも、信託報酬や信託財産留保額といった商品固有の費用は発生します。米国株式では為替コストがかかります。「無条件ですべて無料」と誤解しないようにしましょう。

クレカ積立のポイント還元率も、カードの種類とファンドの代行手数料によって0.5〜2%と幅があります。「一律1%還元」という情報は現在の楽天証券には当てはまらないため、自分の利用条件を必ず確認してください。

NISAの非課税ルールを誤解しない

NISAは利益が非課税になる制度ですが、デメリットがないわけではありません。NISAで損失が発生しても、特定口座や一般口座の利益との損益通算や、損失の繰越控除はできません。「NISAは利益だけ非課税だから安心」と単純化しないことが重要です。(出典:金融庁「NISAを知る」2026年8月確認)

また、国内上場株式の配当金を非課税で受け取るには、株式数比例配分方式を選択する必要があります。米国株式の配当金は、NISA口座でも米国で源泉徴収される税金まで非課税になるわけではありません。売却した商品の非課税枠は翌年以降に復活しますが、その年の年間投資枠は再利用できない点も覚えておきましょう。

よくある質問とその回答

質問 回答
口座開設に年齢制限はありますか? 総合口座は18歳以上が対象です。未成年は親権者を通じて未成年口座を開設できます。
NISA口座の開設は無料ですか? 口座開設自体は無料です。ただし、購入する商品の信託報酬などの費用は別途かかります。
楽天カード積立は誰でも利用できますか? 楽天カード保有者が対象です。未成年口座、楽ラップ、iDeCo、法人口座では利用できません。
NISAの投資枠は復活しますか? 売却した商品の取得価額分は翌年以降に生涯枠が復活しますが、その年の年間投資枠は復活しません。
楽天ポイントで何が買えますか? 投資信託や米国株式などの購入に利用できます。SPUの条件とは別に確認が必要です。

2026年6月以降、ログイン時のパスキー認証が順次必須化されています。以前のID・パスワードと絵文字認証だけのログイン方法は使えなくなるため、未設定の方は早めに対応しましょう。(出典:楽天証券「パスキー認証の段階的必須化」2026年5月29日)

要点:ゼロコースにはSOR同意が条件。NISAは損益通算不可で、配当金の非課税には株式数比例配分方式の選択が必要。楽天カード積立の還元率は0.5〜2%で一律ではない。