1. 楽天モバイルはどの回線を使っている?ドコモ回線との違いを解説
    1. 楽天モバイルは自社回線とパートナー回線の2種類を利用している
    2. ドコモ回線との根本的な違いは自社設備の有無にある
    3. パートナー回線はKDDI回線でありドコモ回線ではない
  2. 楽天モバイルとドコモを比較:料金・通話・エリアの違い
    1. 月額料金の仕組みが大きく異なる
    2. 通話料金はRakuten Link使用が前提で比較する必要がある
    3. エリアの考え方と確認方法が異なる
  3. ドコモから楽天モバイルに乗り換える方法:電話番号はそのまま使える?
    1. MNPで電話番号をそのまま移行できる
    2. 乗り換え前に確認すべき5つのポイント
    3. 乗り換え時の手数料と注意点
  4. 楽天モバイルで電話をかけるならRakuten Link:無料通話の仕組みと注意点
    1. Rakuten Linkを使えば国内通話が無料になる
    2. 無料通話の対象外となる番号がある
    3. Rakuten Link使用時の注意点
  5. 電話番号の変更・選べるサービスと場所別のつながりやすさをチェック
    1. 新規電話番号かMNPか、選び方のポイント
    2. 場所別のつながりやすさを事前に確認する方法
    3. SIMの種類と契約後のサポート体制
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: 楽天モバイルはドコモ回線を利用しているのですか?
    2. Q: ドコモから楽天モバイルに電話番号をそのまま移行できますか?
    3. Q: 楽天モバイルの電話料金はどのくらいかかりますか?
    4. Q: 楽天モバイルで電話番号を変更できますか?
    5. Q: 楽天モバイルのサービスエリアはどう確認すればいいですか?

楽天モバイルはどの回線を使っている?ドコモ回線との違いを解説

楽天モバイルは自社回線とパートナー回線の2種類を利用している

楽天モバイルは2020年4月から自社ネットワークを持つMNO(移動体通信事業者)としてサービスを提供しており、ドコモ回線を借りているMVNOではありません。国内では主に楽天自社回線(楽天回線)を使用し、楽天回線エリア外ではKDDIの回線をパートナー回線として借り受けて通信します。つまり、ドコモの回線網は使用していません。楽天回線とパートナー回線の切り替えは自動で行われ、ユーザーが手動で切り替える必要はありません。

2024年12月時点で人口カバー率99.9%を達成しており、2024年6月にはプラチナバンド(700MHz帯)の商用化も開始されました。プラチナバンドは建物内や地下にも電波が届きやすい特性があり、対応エリアは順次拡大中です。(出典:楽天モバイル「通信・エリア/Rakuten最強プラン関連資料」)

ドコモ回線との根本的な違いは自社設備の有無にある

NTTドコモは全国に自社の基地局を多数設置している大手キャリアで、楽天モバイルは自社回線に加えてパートナー回線も併用する形態です。楽天モバイルのパートナー回線はKDDIの設備を利用するため、ドコモの回線品質とは直接関係がありません。

パートナー回線エリアでは通信速度や同時接続数に制限がある場合があり、楽天回線エリアとは利用条件が異なります。楽天回線エリアでは高速データ通信が可能ですが、混雑時など公平なサービス提供のため速度制御される場合があります。「完全に速度制限なし」ではない点に注意しましょう。(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXTのプラン詳細」)

パートナー回線はKDDI回線でありドコモ回線ではない

楽天モバイルが利用するパートナー回線はKDDIのネットワークです。これはドコモの回線やauのMVNOとは仕組みが異なります。パートナー回線エリア内でも、楽天回線の基地局が開設され次第、順次楽天回線へ切り替わっていきます。

利用予定の場所が楽天回線エリアかパートナー回線エリアかは、楽天モバイル公式サイトのエリアマップで事前に確認できます。人口カバー率99.9%は約500m区画を基準に算出されたものであり、「日本の99.9%の場所で必ずつながる」という意味ではありません。建物内や地下、山間部では実際のつながりやすさが異なりますので、生活圏のエリア確認が重要です。(出典:楽天モバイル「通信・エリア」)

要点:楽天モバイルはドコモ回線ではなく、自社の楽天回線とKDDIのパートナー回線でサービスを提供しています。エリアや建物の状況によってつながりやすさは変わるため、事前のエリア確認が大切です。

楽天モバイルとドコモを比較:料金・通話・エリアの違い

月額料金の仕組みが大きく異なる

楽天モバイルの個人向け基本プラン「Rakuten最強プラン」は、月間データ利用量に応じて料金が自動的に3段階で変動します。3GBまで1,078円、3GB超~20GBまで2,178円、20GB超は3,278円(すべて税込)です。20GBを超えるとデータ容量の上限なく利用できますが、混雑時には速度制御される場合があります。

一方、ドコモの主力プラン「ahamo」は月間30GBで2,970円(税込)、「eximo」は月間1GB超~3GBまで4,565円など、プランごとに容量が固定されています。楽天モバイルはデータ利用量が少ない月は自動的に料金が下がるため、毎月の使用量が変動する人に向いています。最強家族割は対象となる家族の各回線を月額110円(税込)割引します。(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXTのプラン詳細」)

通話料金はRakuten Link使用が前提で比較する必要がある

楽天モバイルの国内通話は、専用アプリRakuten Linkを使うと対象の国内電話番号への発信が無料になります。通常の電話アプリで発信した場合は30秒22円(税込)です。0570などから始まる他社接続サービスや一部特番は無料対象外です。

ドコモのahamoは国内通話が30秒22円で、楽天モバイルの通常発信と同じ料金です。通話定額オプション(1,100円/月)を追加すれば国内通話がかけ放題になります。ドコモのeximoは通話定額オプションが標準搭載されています。通話が多い人はRakuten Linkを使えるかどうかが比較のポイントになります。(出典:楽天モバイル「Rakuten Link」)

比較項目 楽天モバイル ドコモ(ahamo)
月額料金 1,078円~3,278円(税込) 2,970円(税込)
データ容量 段階制(上限なし、速度制御あり) 30GB固定
国内通話 Rakuten Linkで無料/通常22円/30秒 22円/30秒(かけ放題オプションあり)
回線 楽天回線+KDDIパートナー回線 ドコモ回線
人口カバー率 99.9%(約500m区画基準) 独自指標

エリアの考え方と確認方法が異なる

楽天モバイルの人口カバー率99.9%は、国勢調査で使用される約500m区画を基準に算出されています。これは面積カバー率や建物内での接続率とは異なります。2024年6月から商用化されたプラチナバンド(700MHz帯)により、建物内や地下での通信品質向上が期待され、対応エリアは順次拡大中です。

ドコモは以前からプラチナバンドを提供しており、山間部や離島など広範囲で安定した通信が可能です。楽天モバイルを検討する際は、公式エリアマップで自宅や職場、よく行く場所が楽天回線エリアかパートナー回線エリアかを確認しましょう。(出典:楽天モバイル「通信・エリア/Rakuten最強プラン関連資料」)

要点:楽天モバイルは使用量に応じて料金が自動変動し、Rakuten Linkで通話無料。ドコモは固定容量と安定したエリアが強みです。自分の使い方と生活圏で比較しましょう。

ドコモから楽天モバイルに乗り換える方法:電話番号はそのまま使える?

MNPで電話番号をそのまま移行できる

ドコモから楽天モバイルへの乗り換えでは、MNP(モバイル番号ポータビリティ)を利用すれば現在の電話番号をそのまま使えます。MNPとは、他社の電話番号を維持したまま別の携帯電話会社へ移行できる制度です。

楽天モバイルのWeb申し込みでは「MNPワンストップ」に対応しており、MNP予約番号を取得せずに手続きが可能です。以前のようにドコモでMNP予約番号を発行してから楽天モバイルに入力する手間が省けます。ただし店舗での申し込みなど条件によって手順が異なる場合があるため、事前に確認しましょう。(出典:楽天モバイル「各種手数料」)

乗り換え前に確認すべき5つのポイント

スムーズに乗り換えるために、以下の点を事前に確認しておきましょう。

  1. 利用予定場所のサービスエリア:公式エリアマップで楽天回線/パートナー回線を確認
  2. 使用端末の対応状況:楽天回線対応製品かどうかを確認
  3. SIMの種類:物理SIMかeSIMかを選択(eSIMは対応端末なら配送不要で即日開通可)
  4. 契約回線数の確認:同一名義で累計5回線目以上は契約事務手数料3,850円が発生
  5. 家族割・年齢別割引の対象確認:最強家族割は離れて暮らす家族や事実婚、同性パートナーも対象

(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXTのプラン詳細」「各種手数料」「最強家族割」)

乗り換え時の手数料と注意点

楽天モバイルの契約事務手数料は、2025年11月19日以降、同一名義で累計5回線目以上の場合に1回線ごと3,850円(税込)がかかります。解約済みの回線も原則として累計回線数に含まれるため注意が必要です。4回線目までは契約事務手数料はかかりません。

また、2025年4月1日以降に利用開始した回線を1年以内に解約すると、解約事務手数料として最大1,078円(税込)が発生します。これはRakuten最強プランの月額最低利用金額1カ月分にあたります。1年経過後は0円です。「いつ解約しても無料」という以前の情報は現在の条件と異なりますのでご注意ください。(出典:楽天モバイル「各種手数料」)

要点:MNPワンストップで電話番号はそのまま移行可能。契約回線数によって手数料が変わるため、事前に同一名義の契約状況を確認しましょう。

楽天モバイルで電話をかけるならRakuten Link:無料通話の仕組みと注意点

Rakuten Linkを使えば国内通話が無料になる

Rakuten Linkは楽天モバイル契約者向けの通話・メッセージ・契約管理アプリです。このアプリから発信すると、対象の国内電話番号への通話が無料になります。無料通話を利用するには、通常の電話アプリではなくRakuten Linkアプリを起動して発信する必要があります。

通常の電話アプリから発信した場合は30秒22円(税込)の通話料がかかります。Rakuten Link同士の通話はもちろん、他社の携帯電話や固定電話への発信も無料の対象です。メッセージ機能も搭載されており、Rakuten Linkユーザー同士で無料メッセージの送受信が可能です。(出典:楽天モバイル「Rakuten Link」)

無料通話の対象外となる番号がある

すべての電話番号が無料になるわけではありません。以下の番号は無料対象外となるため、通常の電話アプリで発信します。

  • 0570などから始まる他社接続サービス(ナビダイヤル)
  • 188(消費者ホットライン)などの一部特番
  • 110番や119番などの緊急通報(通常の電話機能を利用)

また、2026年8月5日に「my 楽天モバイル」アプリは提供を終了し、契約管理機能はRakuten Linkへ統合されました。2026年7月以降のRakuten Linkでは、Android 9以下・iOS 15以下の端末は対象外となるため、古い端末をお使いの方は対応状況を確認してください。(出典:楽天モバイル「my 楽天モバイル アプリのRakuten Link アプリへの統合に関するご案内」)

Rakuten Link使用時の注意点

Rakuten Linkはデータ通信またはWi-Fiを利用して通話するため、通信環境が不安定だと通話品質に影響が出る場合があります。通話品質を重視する場面では、通常の電話アプリで発信することも選択肢です。通常発信は30秒22円の通話料がかかります。

通話が多い人はRakuten Linkの利用が料金面で大きなメリットになりますが、「普通に電話をかけても国内通話無料」と誤解しないようにしましょう。必ずRakuten Linkアプリから発信しているか確認する習慣をつけることをおすすめします。(出典:楽天モバイル「Rakuten Link」)

要点:Rakuten Linkアプリからの発信で国内通話無料。一部対象外番号あり。通話品質は通信環境に左右されるため、重要な通話では通常発信も検討を。

電話番号の変更・選べるサービスと場所別のつながりやすさをチェック

新規電話番号かMNPか、選び方のポイント

楽天モバイルでは、新規電話番号を取得する方法と、MNPで現在の番号を引き継ぐ方法の2つから選べます。現在の電話番号を引き続き使いたい場合はMNP一択です。Web申し込みではMNPワンストップにより、ドコモ側でMNP予約番号を発行せずに手続きできます。

新規番号を取得する場合は、SIMカードまたはeSIMを選びます。eSIM対応端末なら配送を待たずにオンラインで即日開通できるため、すぐに使い始めたい方におすすめです。物理SIMは従来のSIMカードで、eSIM非対応端末でも利用できます。申し込み前に使用端末が楽天回線対応製品か必ず確認しましょう。(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXTのプラン詳細」)

場所別のつながりやすさを事前に確認する方法

楽天モバイルのつながりやすさは、場所や環境によって異なります。公式サイトのエリアマップで、自宅・職場・よく行く場所が楽天回線エリアかパートナー回線エリアかを必ず確認しましょう。楽天回線エリアは高速通信が可能ですが、パートナー回線エリアでは通信速度や同時接続数に制限がある場合があります。

人口カバー率99.9%は約500m区画を基準とした指標で、建物内や地下、山間部では実際のつながりやすさが異なります。2024年6月に商用化されたプラチナバンド(700MHz帯)は建物内への浸透性が高く、対応エリアは順次拡大中です。エリアマップに加えて、実際に利用している人の口コミも参考にするとよいでしょう。(出典:楽天モバイル「通信・エリア/Rakuten最強プラン関連資料」)

SIMの種類と契約後のサポート体制

楽天モバイルは物理SIMとeSIMの両方に対応しています。eSIMは対応端末であれば配送を待たずに開通できるのが最大のメリットです。物理SIMは従来型のカードで、郵送での受け取りになります。契約後のサポートは、2026年8月5日以降Rakuten Linkアプリに統合され、契約管理やデータ使用量の確認、各種手続きが可能です。

海外ローミングは対象国・地域でプラン料金内の高速通信を月2GBまで利用できます。ただし国内のデータ通信と異なり、海外では規定容量を超えると最大128kbpsに低速化します。海外渡航が多い方はこの制限にも注意してプランを選びましょう。(出典:楽天モバイル「海外ローミング(データ通信)」)

要点:電話番号はMNPで引き継ぎ可能、新規番号の取得も選べます。つながりやすさは場所によって異なるため、公式エリアマップで生活圏を確認することが重要です。