楽天証券の口座開設に必要なものと申し込みの流れ

口座開設に必要な3つのもの

楽天証券の口座開設はオンラインで完結します。手続きの前に、以下の3点を手元に用意しておきましょう。なお、2026年6月以降はログイン時のパスキー認証が順次必須化されているため、本人確認時に利用するスマートフォンかパソコンも必要です。

  • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカード、パスポートのいずれか
  • マイナンバー:個人番号が確認できる書類(マイナンバーカードまたは通知カード)
  • 楽天ID:楽天会員のID(未登録の場合は口座開設と同時に作成可能)

スマートフォンをお持ちであれば、本人確認書類の撮影と顔写真の撮影で本人確認が完了するeKYCに対応しており、郵送での書類やり取りは不要です。パソコンから申し込む場合も、スマートフォンを使った本人確認が可能です。

申し込みから口座開設完了までの流れ

口座開設の基本的な流れは、申し込み情報の入力から本人確認、審査を経て完了となります。総合口座とNISA口座は同時に申し込むことができ、別々に手続きする手間が省けます。

  1. 楽天証券公式サイトまたはアプリから「口座開設」を選択
  2. 楽天IDでログインし、個人情報を入力
  3. 本人確認書類を撮影し、顔写真を登録(eKYC)
  4. マイナンバーを提出
  5. 審査完了後、ログイン情報が届く

審査完了までは通常3〜5営業日程度です。口座開設後は速やかにパスキー認証の設定を行うことで、従来のID・パスワードと絵文字認証より安全にログインできるようになります。2026年中に全利用者への必須化が進むため、早めの設定が推奨されます。

同時開設でスムーズに進めるコツ

投資を始める目的がNISAであれば、総合口座の申し込み時にNISA口座の同時開設を選択するのが最もスムーズです。後から別途申し込むと、NISA口座の開設審査にさらに日数がかかります。また、入金方法はあらかじめ検討しておくと、口座開設後の手続きが速やかに進みます。楽天銀行の口座を持っている場合はマネーブリッジの設定で自動スイープによる入金が便利です。楽天銀行以外の金融機関から入金する場合は、リアルタイム入金や通常振込を利用します。入金方法の選択はキャンペーンの適用条件にも影響するため、事前確認が重要です。

要点:本人確認書類・マイナンバー・楽天IDの3点を用意し、スマホでeKYCを利用すれば郵送不要で申し込める。NISA口座は総合口座と同時開設が効率的。

楽天証券の口座開設キャンペーンの条件とお得な活用法

キャンペーンの典型的な条件

楽天証券の口座開設キャンペーンは期間限定で実施され、内容は時期によって変動します。常設のキャンペーンはなく、公式サイトでの最新確認が必須です。ただし、過去のキャンペーンには共通する条件が見られます。

項目 典型的な条件
対象者 楽天証券で初めて口座開設する方(新規のみ)
対象口座 総合口座(未成年口座・法人口座・IFAは対象外)
入金条件 口座開設後30日以内に5万円以上を入金
口座開設期限 申込から3ヶ月以内に口座開設完了
NISA同時開設 総合口座とNISA口座の同時開設も対象

キャンペーンによっては、入金後に一定期間(例:60日間)出金しない条件が付く場合もあります。口座開設日はログイン後の「お客様基本情報」ページで確認できる「総合取引口座開設日」が基準となります。

ポイントサイト経由の活用法

楽天証券の公式キャンペーンとは別に、ポイントサイト経由で口座開設すると1万円〜1万5,000円相当のポイントが付与される場合があります。これはポイントサイトが独自に提供する特典であり、楽天証券公式のキャンペーンとは異なります。ポイントサイト経由の案件では、広告ページからの申し込みが必須条件となります。公式サイトから直接申し込んだ場合は対象外となるため注意が必要です。また、ポイントサイトの案件も常時実施されているわけではなく、掲載期間や条件が変わることがあるため、申し込み前に必ず最新の条件を確認しましょう。公式キャンペーンとポイントサイト案件の併用可否は案件ごとに異なります。

特典を受け取るための注意点

口座開設キャンペーンの特典は「口座を開設しただけ」ではもらえないケースがほとんどです。入金条件の達成が必須であり、指定された期間内に指定された金額を入金しなければ特典の対象外となります。また、入金方法にも条件がある場合があります。楽天銀行スイープによる入金は通常対象ですが、楽天銀行口座への単独入金は対象外となるケースがあります。キャンペーンに申し込む前に、入金方法・入金期限・出金制限の有無を必ず確認しましょう。また、キャンペーンの特典付与は口座開設から数ヶ月後となることが多いため、すぐにポイントが付与されない点も理解しておく必要があります。

要点:口座開設キャンペーンは期間限定で、常設ではないため公式サイトでの最新確認が必須。入金条件の達成が特典付与の前提となる。

楽天証券のNISA口座を同時開設する方法とメリット

NISA口座同時開設の手順

楽天証券では、証券総合口座の申し込み時にNISA口座も同時に開設できます。手続きの途中で「NISA口座を開設する」という選択肢が表示されるため、チェックを入れるだけで同時申し込みが完了します。NISA口座は1人1口座までしか開設できず、他社で開設済みの場合は楽天証券で開設できません。ただし、他社から楽天証券へNISA口座を変更することは可能です。変更手続きには、楽天証券で変更受付を行った後、旧金融機関での勘定廃止通知書の受領などが必要で、完了までに数週間かかることがあります。現行NISAの年間投資枠はつみたて投資枠120万円・成長投資枠240万円の合計最大360万円で、非課税保有限度額は最大1,800万円です。

NISA口座を楽天証券で開設する3つのメリット

楽天証券のNISA口座を利用する主なメリットは以下の3点です。1つ目は、国内株式・米国株式・海外ETF・投資信託の取引手数料が原則無料となる点です。2つ目は、楽天カードによるクレジットカード積立が利用できる点で、つみたて投資枠の月10万円分までクレカ積立に設定可能です。ポイント還元率はカードの種類とファンドの代行手数料によって0.5%〜2%と変動します。3つ目は、楽天ポイントを使ったポイント投資が可能な点で、投資信託や米国株式の購入に1ポイント1円として利用できます。2026年7月時点で楽天証券のNISA口座数は800万口座を突破しており、多くの投資家に選ばれています。(出典:楽天証券「NISA口座数800万口座突破」)

NISA利用時に知っておくべき制限事項

NISAは利益が非課税になる制度ですが、注意すべき制限もあります。NISAで損失が発生しても、特定口座や一般口座の利益との損益通算はできません。また、売却した商品の取得価額分が非課税保有限度額に復活するのは翌年以降で、その年の年間投資枠は復活しません。国内上場株式の配当金を非課税で受け取るには「株式数比例配分方式」の選択が原則必要です。米国株式の配当金については、NISA口座であっても米国で源泉徴収される税金まで非課税になるわけではありません。投資信託の信託報酬や外国株式の為替コストなど、商品固有の費用は引き続き発生します。

要点:総合口座申し込み時にNISA口座を同時開設すれば手続きは一度で完了。取引手数料が原則無料でクレカ積立も利用できるが、損益通算不可などの制限に注意。

楽天証券の口座開設にかかる日数と進め方のポイント

申し込みから取引開始までの日数目安

楽天証券の口座開設は、申し込みから取引開始まで通常3〜5営業日が目安です。ただし、本人確認書類の不備やマイナンバー確認に時間がかかる場合は、さらに日数が必要になることがあります。eKYCを利用したスマートフォンでの本人確認であれば、手続き自体は数分で完了します。口座開設が完了すると、登録したメールアドレスにログイン情報が届きます。その後、入金手続きを行えばすぐに取引を始められます。リアルタイム入金を利用すれば、平日の日中であれば即時に入金が反映されます。楽天銀行のマネーブリッジを設定している場合は、楽天銀行口座から自動スイープで入金することも可能です。

スムーズに進めるための準備リスト

口座開設をスムーズに進めるため、以下の準備を事前に整えておきましょう。

  • 本人確認書類の有効期限確認:運転免許証やパスポートの期限が切れていないか事前にチェック
  • マイナンバーカードの準備:通知カードでも可能だが、カードがあれば撮影がスムーズ
  • 楽天IDのログイン情報:パスワードを忘れている場合は事前に再設定
  • 入金用の金融機関口座情報:振込元の口座番号やネットバンキングのログイン情報
  • 安定した通信環境:eKYCの撮影時に通信が途切れないようWi-Fi環境が推奨

書類の撮影時は、光の反射やピンボケに注意し、文字がはっきり読める状態で撮影することが重要です。不備があると再提出が必要になり、開設までに余計な日数がかかります。

開設後すぐにやるべき設定

口座開設が完了したら、取引開始前に以下の設定を行っておくと安全かつ便利に利用できます。まず、パスキー認証の設定は必須です。2026年6月以降、利用者ごとに順次必須化されており、2026年5月31日からはパソコンへのパスキー保存にも対応しています。次に、ゼロコースの設定です。国内株式の現物・信用取引手数料を0円にするには、SOR(Rクロスを含む)への同意が必要です。また、配当金の受け取り方式は「株式数比例配分方式」を選択しておくと、NISA口座での配当金非課税の条件を満たせます。楽天銀行口座をお持ちの方はマネーブリッジ設定も忘れずに行いましょう。

要点:口座開設は通常3〜5営業日。事前準備を整えeKYCを利用すればスムーズに進む。開設後はパスキー認証とゼロコース設定を忘れずに。

楽天証券の口座開設で失敗しないための注意点とよくある疑問

口座開設時によくあるミスと回避策

口座開設で最も多いミスは、本人確認書類の不備です。撮影時のピンボケ、光の反射、書類の一部が切れているなどの理由で再提出を求められるケースが多く見られます。平らな場所に書類を置き、自然光の下で撮影するのがコツです。また、入力した氏名・住所が本人確認書類の表記と一字一句一致していないと審査で弾かれます。旧姓や旧住所のままの書類を使っていないか、申し込み前の確認が重要です。キャンペーンを利用する場合は、ポイントサイト経由の案件では必ず広告ページからの申し込みが必要であり、公式サイトから直接申し込むと特典の対象外になります。さらに、申込から口座開設完了までに3ヶ月を超えるとキャンペーン対象外となるため、書類不備があった場合は速やかに修正対応しましょう。

他社からの乗り換えに関する疑問

すでに他社でNISA口座を開設している場合、楽天証券への変更は可能ですが、いくつかの制約があります。まず、変更前の金融機関で保有しているNISA商品を楽天証券へ移管することはできません。元の金融機関で引き続き非課税保有を続けることは可能ですが、新たに楽天証券でNISA商品を購入したい場合は、NISA口座の変更手続きが必要です。手続きは楽天証券で変更受付を開始し、旧金融機関で勘定廃止通知書を受け取る流れで、完了までに数週間かかります。変更手続き中は新しいNISA口座での取引ができないため、年間投資枠を使い切りたい場合は計画的な手続きが求められます。なお、2023年で新規投資を終了した旧NISA(一般NISA・つみたてNISA)は現行NISAへのロールオーバーができないため、この点も理解しておきましょう。

よくある誤解と正しい理解

口座開設に関してよくある誤解を整理します。「楽天証券なら国内株式取引はすべて無条件で無料」というのは誤りです。ゼロコースで手数料0円となるにはSORへの同意が必要で、IFA契約者などは手数料体系が異なります。また、外国株式の為替コストや投資信託の信託報酬といった商品固有の費用は別途発生します。「NISAなら配当金は自動的にすべて非課税」という理解も誤りで、国内上場株式の配当を非課税にするには株式数比例配分方式を選択する必要があり、米国株式の配当については現地課税が発生します。「NISA口座数800万口座」という数字は口座数であり、実際に投資しているアクティブな利用者数と同義ではありません。数字の意味を正しく理解した上で、開設を判断しましょう。

要点:本人確認書類の不備に注意し、キャンペーン利用時は条件と申し込み経路を必ず確認。他社からのNISA変更は商品移管不可だが、手続き自体は可能。