楽天モバイルの基本プランとRakuten Linkの仕組みを解説

Rakuten最強プランの3段階料金体系

楽天モバイルの個人向け基本プランは「Rakuten最強プラン」の1つのみです。月間データ利用量に応じて料金が自動的に3段階で変動する仕組みで、3GBまでは1,078円(税込)、3GB超〜20GBまでは2,178円(税込)、20GB超は3,278円(税込)となります。20GBを超えても国内データ通信量に上限は設定されていませんが、混雑時など公平なサービス提供のため速度制御される場合があります。あらかじめ「3GBプラン」や「20GBプラン」を選ぶ方式ではないため、データ利用量が月によって変動する人でも無駄がありません。なお、2025年10月に開始された「Rakuten最強U-NEXT」はU-NEXTと組み合わせた別プランで、通常料金は月額4,378円(税込)です。

(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン・Rakuten最強U-NEXTのプラン詳細」)

Rakuten Linkで国内通話が無料になる仕組み

Rakuten Linkは、楽天モバイル契約者向けの通話・メッセージアプリです。このアプリから国内の対象電話番号に発信すると通話料が無料になります。ただし、0570などから始まる他社接続サービスや一部特番は無料対象外です。また、緊急通報(110番や119番など)もRakuten Linkからは発信できず、通常の電話アプリを使用します。Rakuten Linkを使わず標準の電話アプリから発信した場合は30秒22円(税込)の通話料がかかるため、通話が多い人はRakuten Linkの利用が必須といえます。

(出典:楽天モバイル「Rakuten Link」)

契約時の注意点とアプリ統合の変更

楽天モバイルの契約時には、いくつかの重要な注意点があります。まず、契約事務手数料は同一名義で累計1〜4回線目までは0円ですが、2025年11月19日以降、累計5回線目以上は3,850円(税込)がかかります(解約済み回線も含む)。また、2025年4月1日以降に利用開始した回線を1年以内に解約すると、最大1,078円の解約事務手数料が発生します。さらに、2026年8月5日にアプリ版「my 楽天モバイル」は提供終了となり、契約管理機能はRakuten Linkアプリへ統合されました。Web版のmy 楽天モバイルは引き続き利用可能です。

(出典:楽天モバイル「各種手数料」、楽天モバイル「my 楽天モバイル アプリのRakuten Link アプリへの統合に関するご案内」)

LINE年齢確認の方法と楽天モバイル契約との関係

LINE年齢確認が必要になる場面とは

LINEの年齢確認は、主に友だち検索機能(電話番号検索・ID検索)を利用する際に必要となります。年齢確認が完了していないアカウントでは、これらの検索機能が制限されるほか、一部のサービスやスタンプ購入時にも確認を求められることがあります。年齢確認はLINEアプリ内の設定メニューから行う仕組みで、楽天モバイル契約者に固有の方法はありません。携帯電話会社の契約情報とLINEの年齢確認は直接リンクしていないため、どのキャリアを利用していても手順は共通です。

年齢確認の具体的な方法

LINEの年齢確認には、大きく分けて以下の方法があります。最も一般的なのは運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの本人確認書類を撮影してアップロードする方法です。また、クレジットカード情報を登録することでも確認できる場合があります。携帯電話会社のキャリア決済を利用した年齢確認も存在しますが、楽天モバイルで利用可能かどうかはLINE公式サポートページで最新情報を確認してください。審査には数日かかることがあるため、友だち検索を急いで利用したい場合は早めに手続きしましょう。

楽天モバイル契約者ならではの注意点

楽天モバイル契約者がLINEを利用する際に注意すべき点は、Rakuten LinkアプリとLINEはまったく別のサービスだということです。Rakuten Linkは通話とメッセージのためのアプリであり、LINEの年齢確認とは関係ありません。また、楽天モバイルの回線でLINEを使用する場合、「LINEMO」とは異なりLINEのデータ消費がカウントされない特典はありません。通常のデータ通信としてカウントされるため、動画通話などを頻繁に利用する場合はデータ使用量に注意しましょう。

楽天モバイルへMNPで乗り換える手順と注意点

MNPワンストップと予約番号の取得

MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、現在の電話番号をそのまま他社へ移行できる制度です。楽天モバイルへの乗り換えでは、現在利用中のキャリアがMNPワンストップ対応事業者であれば、MNP予約番号を取得せずにWebから直接申し込めます。非対応の場合は、現在のキャリアでMNP予約番号を取得する必要があります。予約番号の有効期限は取得日を含めて15日間で、楽天モバイルでは有効期限が10日以上残っている状態での手続きが推奨されています。期限切れの場合は再発行が必要ですが、再発行手数料は発生しません。なお、MNPワンストップ対象事業者でも、店舗で申し込む場合はMNP予約番号の取得が必要です。

申し込みから開通までの具体的な手順

楽天モバイルへのMNP転入手順は以下の通りです。

  1. 現在のキャリアでMNP予約番号を取得する(MNPワンストップ対応のWeb申込では不要)
  2. 楽天モバイル公式サイトで「他社から乗り換え(MNP)」を選択して申し込む
  3. SIMカードまたはeSIM開通ガイドを受け取る
  4. Web版my 楽天モバイルまたはRakuten Linkアプリにログインし、該当の申込番号から「MNP転入を開始」をタップする

MNP転入開始をタップすると、元のキャリアとの契約が自動的に解除されます。SIMカード到着前に誤って操作すると一時的に電話番号が使えなくなるため、操作タイミングに注意してください。開通手続きの受付時間は9:00〜21:00で、それ以降は翌日9:00以降の開通となります。また、開通手続きを完了しないままMNP予約番号の有効期限日を迎えた場合、有効期限日の午前10時に自動で回線が切り替わり、楽天モバイルのサービスが開始されます。

(出典:楽天モバイル公式サポート「MNP開通手続き方法」)

転出手続きと解約時の注意点

楽天モバイルから他社へMNP転出する際の注意点もあります。転出先がMNPワンストップ対応の場合は楽天モバイル側で予約番号の発行は不要ですが、非対応の場合はRakuten Linkアプリ内のmy 楽天モバイルから予約番号を発行します。データタイププラン(データ通信専用)はMNP転出不可で、通話対応プランへの変更が必要です。また、解約月の料金は日割り計算されないため、月末近くでの解約がお得です。さらに、2025年4月以降に利用開始した回線で1年以内に解約する場合は、最大1,078円の解約事務手数料が発生する点も覚えておきましょう。なお、Rakuten最強プラン(データタイプ)は2026年3月5日から新規申し込み受付を一時停止しています。

(出典:楽天モバイル「各種手数料」、楽天モバイル公式FAQ「MNP転入・転出」)

MNP転入はWebからの申し込みでMNPワンストップを利用すると予約番号不要でスムーズです。開通操作はSIM到着後に行い、21時を過ぎると翌日開通になる点に注意しましょう。

楽天モバイルとLINEMO・povoを料金と特徴で比較

月額料金の比較

事業者 小容量帯 中容量帯 大容量帯
楽天モバイル 1,078円(〜3GB) 2,178円(〜20GB) 3,278円(20GB超〜無制限)
LINEMO 990円(〜3GB) 2,090円(〜10GB) 2,970円(〜30GB)
povo 990円(3GB/30日) 2,700円(20GB/30日) トッピング次第

楽天モバイルは20GB超でデータ容量無制限となり、3,278円で利用できます。LINEMOは最大30GBで2,970円と料金は抑えめですが、上限があります。povoは基本料金0円で、必要なデータ量をトッピング(都度購入)する仕組みです。180日間有料トッピングの購入がないと利用停止になる可能性があるため、使い方に応じた選択が必要です。

(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン詳細」)

通話と特典の比較

事業者 通話サービス 主な特典
楽天モバイル Rakuten Linkで国内通話無料(一部番号除く) 海外ローミング2GB/月、楽天市場SPU+4倍(エントリー必須)
LINEMO 30GBプランは5分以内通話無料 LINEのデータ消費カウントなし
povo 通話トッピング別途購入 au回線利用可能、使わない月は0円

楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料になる点が最大の強みです。LINEMOはLINEアプリの通信がデータ消費にカウントされない特典があり、LINEを頻繁に使う人に向いています。povoは通話もトッピングで必要な分だけ購入する方式で、通話が少ない人に適しています。なお、楽天モバイルの楽天市場SPU特典は2025年2月以降エントリーが必要となっており、契約だけでは自動適用されません。

通信品質と契約条件の比較

楽天モバイルの人口カバー率は99.9%(2024年12月時点)ですが、これは約500m区画を基準とした算出で、建物内や地下、山間部ではつながりにくい場合があります。2024年6月に商用化されたプラチナバンド(700MHz帯)のエリア拡大が進行中です。LINEMOはソフトバンク回線、povoはau回線を利用するため、大手キャリアの通信品質で安定しています。契約面では、楽天モバイルは1年以内の解約で最大1,078円の手数料がかかる点、povoは180日間課金なしで利用停止のリスクがある点を考慮しましょう。

(出典:楽天モバイル「通信・エリア」)

楽天モバイルは無制限で使いたい人、通話が多い人、楽天経済圏を活用したい人におすすめです。LINEMOはLINEヘビーユーザー、povoは月によってデータ使用量の変動が激しい人に適しています。

楽天モバイルのよくある疑問とQ&A

「人口カバー率99.9%」ならどこでもつながる?

必ずしもどこでもつながるわけではありません。楽天モバイルの人口カバー率99.9%は、国勢調査で使用される約500m区画を基準に算出されたものです。この数値は「日本の99.9%の場所でつながる」という意味ではなく、建物内や地下、山間部、トンネル内などでは電波状況が大きく異なります。実際の利用にあたっては、公式サイトのエリアマップで自宅や職場、よく行く場所を事前に確認することをおすすめします。また、2024年6月に商用化されたプラチナバンド(700MHz帯)により、建物内や地下での通信品質は順次改善されています。

(出典:楽天モバイル「通信・エリア」)

「完全無制限で速度制限もない」は本当?

データ容量の上限はありませんが、速度制御が行われる場合があります。楽天モバイルのRakuten最強プランは20GBを超えても追加料金なしでデータ通信を利用できますが、公式に「混雑時など公平なサービス提供のため速度制御される場合がある」と明記されています。つまり、常に高速通信が保証されているわけではありません。特に大容量のデータを継続的に利用するユーザーが多い時間帯やエリアでは、一時的に通信速度が低下する可能性があります。動画視聴やオンラインゲームなど、安定した高速通信が必要な用途では、この点を考慮しておきましょう。

(出典:楽天モバイル「Rakuten最強プラン詳細」)

海外ローミングは国内と同じように使える?

国内の無制限と海外ローミングは異なります。Rakuten最強プランでは、対象国・地域で月間2GBまで高速データ通信をプラン料金内で利用できます。ただし、この2GBは国内のデータ利用量にも加算され、超過後は海外での通信速度が最大128kbpsに低速化します。国内のように無制限で使えるわけではないため、海外旅行や出張で多くのデータ通信が必要な場合は注意が必要です。また、海外ローミングの対象国・地域は事前に公式サイトで確認してください。国によっては対応していない場合もあります。

(出典:楽天モバイル「海外ローミング(データ通信)」)

楽天モバイルの「無制限」「つながる」というイメージだけで契約すると、思わぬ落とし穴があります。エリア確認、速度制御の可能性、海外利用の制限を理解した上で申し込みましょう。