楽天カードで選べる国際ブランドの種類と基本情報

選べる4つの国際ブランド

一般の楽天カードでは、Visa、Mastercard、JCB、American Express(Amex)の4ブランドから選べます。年会費は永年無料で、基本還元率は利用額100円につき1ポイントと共通です。海外事務手数料も4ブランドすべて3.63%で統一されています(2025年3月改定)。月末締め・翌月27日払いの支払いサイクルもブランドによる差はありません。

ただし、カードのデザインやスマホ決済への対応、海外での加盟店網はブランドごとに異なります。また、楽天カード一般カードには楽天ポイントカード機能があり、楽天Edy機能は申込時に選択可能です。券種によって年会費や付帯サービスが変わるため、楽天カードすべてが同じ特典とは限りません。

(出典:楽天カード「楽天カード基本情報」「ポイント還元率が異なる利用先」「各種手数料改定」)

Visa・JCB・Mastercardの3ブランドがスマホ決済対応

スマホ決済の対応状況はブランド選びの重要なポイントです。Apple PayとGoogle Payに登録できるのは、Visa、Mastercard、JCBの個人用楽天カードです。American ExpressブランドはApple Pay・Google Payの対象外で、店頭では主にQUICPayとして利用します。普段の買い物でスマホ決済を使いたい方は、この3ブランドから選ぶ必要があります。

また、タッチ決済もVisa、Mastercard、JCBの3ブランドが対応しています。カードを端末にかざすだけで支払いが完了するため、レジでの支払いをスピーディに済ませたい方にもこの3ブランドが適しています。

(出典:楽天カード「Apple Pay・Google Pay」)

2026年3月から始まったナンバーレスカードの選択肢

2026年3月、楽天カードのナンバーレス版がVisa以外の主要ブランドにも拡大されました。現在はVisa、Mastercard、JCBでナンバーレスカードを選べます。カード番号は券面に記載されず、楽天カードアプリで確認する仕組みです。

ただし、ナンバーレスカードは既存会員向けの追加カードとして提供されており、新規入会時の選択や家族カードでの申込はできません。セキュリティ面を重視してナンバーレスを希望する方は、まず通常カードを取得し、後から追加する流れになります。

(出典:楽天カード「ナンバーレス対象拡大・あとから分割払い改定」)

年会費・基本還元率・海外事務手数料は4ブランド共通。スマホ決済を使うならVisa・Mastercard・JCBから選ぶ必要がある。

Visa・Mastercard・JCB・Amexの違いを徹底比較

加盟店数と海外カバレッジの違い

国際ブランドによって利用できる店舗の範囲は異なります。VisaとMastercardは世界的に加盟店網が最も広く、海外旅行での利用に安心感があります。Visaは世界200以上の国と地域で利用可能です。Mastercardも世界中で幅広く使え、特に欧米でのカバレッジが高いのが特徴です。

JCBは日本発の国際ブランドで国内加盟店は充実していますが、海外ではアジア圏を中心に展開しており、欧米ではVisaやMastercardより使える店舗が限られる場合があります。American Expressは国内外で独自の加盟店網を持ちますが、Visa・Mastercardと比べると店舗数は少なめです。海外旅行が多い方は、渡航先の加盟店状況を考慮して選びましょう。

(出典:楽天カード「楽天カード基本情報」)

ブランド独自の特典比較

基本還元率や年会費は共通ですが、ブランドごとに独自の優待プログラムがあります。以下の表で主な違いを比較します。

ブランド 独自特典 こんな方におすすめ
Visa Visa独自の優待プログラム、世界最大級の加盟店網 海外旅行で最も幅広く使いたい方
Mastercard 世界45都市以上の旅行先特典、priceless.com利用可能 旅行先での優待を活用したい方
JCB ディズニーデザイン選択可、USJ貸切イベント抽選、JCBプラザ(海外旅行サポート) ディズニーファン、国内特典を重視する方
American Express アメックス独自の優待・サービス多数 アメックスブランドの特典を好む方

JCBはディズニーデザインのカードが選べる唯一のブランドです。また、ハワイやソウルなどにあるJCBプラザラウンジでは、海外旅行中の日本語サポートを受けられます。Mastercardはpriceless.comを通じて世界の都市で体験型特典を提供しています。

(出典:楽天カード「楽天カード基本情報」)

スマホ決済・タッチ決済の対応状況

スマホ決済の対応可否は、ブランド選びの決め手になるポイントです。

ブランド Apple Pay Google Pay タッチ決済
Visa
Mastercard
JCB
American Express QUICPay対応

American ExpressはApple Pay・Google Payに非対応のため、スマホ決済をメインに使いたい方はVisa、Mastercard、JCBから選びましょう。なお、スマホ決済の対応は個人用の楽天カードが対象です。家族カードや法人カードは対象外の場合があるため注意が必要です。

(出典:楽天カード「Apple Pay・Google Pay」)

海外旅行が多いならVisa・Mastercardが安心。ディズニーデザインやJCBプラザを重視するならJCB。スマホ決済を使うならAmex以外の3ブランドから選択する。

国際ブランドの選び方:利用シーン別のおすすめ

国内利用メインならJCBで十分

国内での買い物や楽天市場の利用が中心なら、JCBブランドでも十分に対応できます。日本国内の加盟店網はJCBも充実しており、日常的な支払いで不便を感じることは少ないでしょう。ただし、一部の店舗ではJCBが使えないケースもあるため、VisaかMastercardのほうが国内でも安心感は上です。

JCB限定のメリットとして、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)の貸切イベント抽選招待や、ディズニーデザインのカードが選べる点が挙げられます。ディズニーファンやUSJによく行く方にとって、JCBは魅力的な選択肢です。基本還元率や楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)は全ブランド共通で、JCBだから還元が不利になることはありません。

(出典:楽天カード「楽天カード基本情報」)

海外旅行が多いならVisaかMastercard一択

海外旅行や海外出張の機会が多い方には、VisaまたはMastercardが最適です。両ブランドは世界中のほとんどの国と地域で利用可能で、JCBやAmerican Expressが使えない店舗でも対応していることが多いためです。渡航先を選ばず使いたいなら、VisaかMastercardを選んでおけば安心です。

海外事務手数料は4ブランドとも3.63%で共通のため、手数料面での差はありません。留意点として、一般の楽天カードや楽天ゴールドカードの海外旅行傷害保険は自動付帯ではありません。出国前に募集型企画旅行の代金を対象カードで支払うなどの利用条件が必要で、航空券のみの購入は対象外です。自動付帯の保険が必要なら楽天プレミアムカード以上を検討してください。

(出典:楽天カード「海外旅行傷害保険」「各種手数料改定」)

スマホ決済重視ならAmex以外で選ぶ

Apple PayやGoogle Payを日常的に使っている方は、American Express以外の3ブランドから選択してください。iPhoneのApple Payに楽天カードを登録し、コンビニやスーパーでかざすだけで支払いたい場合、Amexでは対応できません。QUICPay対応店舗ならAmexでもスマホ決済が可能ですが、使える場所は限られます。

Visa、Mastercard、JCBはいずれもApple PayとGoogle Payに対応しており、タッチ決済端末がある店舗ならスマホでの支払いが可能です。スマホ決済の利用頻度が高い方にとって、Amexの非対応は大きなデメリットになるため、実用性を重視するならVisa・Mastercard・JCBの中から選ぶのが賢明です。

(出典:楽天カード「Apple Pay・Google Pay」)

国内中心ならJCB、海外旅行ならVisaかMastercard、スマホ決済を使うならAmex以外から選ぶ。利用シーンに合わせたブランド選択が大切。

楽天カードはブランド変更できる?追加カードで2枚目も

ブランド変更は基本的に不可

楽天カードは後から国際ブランドだけを変更することはできません。入会時にVisaを選んだあと、「やっぱりJCBにしたい」と思っても、ブランドの切り替えは通常できない仕組みです。そのため、入会時のブランド選択が非常に重要になります。

もし現在使っている楽天カードのブランドに不満がある場合、解決策は2つあります。1つは現在のカードを解約して、希望のブランドで新たに申し込む方法。もう1つは「追加カード」サービスを利用して、別ブランドの楽天カードを2枚目として持つ方法です。解約と再申込では審査がやり直しになるため、追加カードのほうが手続きはスムーズです。

(出典:楽天カード「2枚目の楽天カード」)

追加カードで2枚目の楽天カードを持つ方法

楽天カードには対象会員向けの「追加カード」サービスがあり、異なる国際ブランドやデザインの楽天カードを2枚目として持てます。「Visaでメインの支払いをしつつ、JCBのディズニーデザインも持ちたい」といった使い方が可能です。

ナンバーレスカードも、追加カードとして申し込めます。ただし、追加カードの対象外となるカードもあります。楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カード アカデミーなどは追加カードサービスを利用できないため、注意が必要です。また、家族カードではナンバーレスカードの申込はできません。

(出典:楽天カード「2枚目の楽天カード」「ナンバーレス対象拡大」)

追加カードの注意点とメリット

追加カードを持つメリットは、ブランドごとの強みを活かせることです。例えば、海外旅行用にVisa、国内の優待やデザイン重視でJCB、という使い分けができます。楽天市場のSPUや基本還元率はどのブランドでも同じため、ポイント面で損をすることはありません。

注意点として、追加カードでも審査があり、必ず発行されるとは限りません。また、2枚のカードはそれぞれ別の利用明細となり、支払い口座は同じでも管理がやや複雑になります。年会費は一般カードならどちらも永年無料ですが、ゴールドカード以上の追加では年会費が別途かかる場合があるため、事前に確認しましょう。

(出典:楽天カード「2枚目の楽天カード」)

ブランド変更はできないため、入会時に慎重に選ぶことが大切。別ブランドが欲しい場合は、追加カードで2枚目を持つ方法がある。

楽天カードの国際ブランド選びで注意すべきポイント

還元率は全ブランド共通だが例外あり

楽天カードの基本還元率はどの国際ブランドを選んでも100円につき1ポイント(1%)で共通です。「Visaのほうが還元率が高い」といったことはありません。ただし、すべての支払いが1%還元になるわけではない点に注意が必要です。

電気・ガス・水道などの公共料金や税金、国民年金保険料は、500円につき1ポイントと還元率が低くなります。対象となる事業者は公式サイトの一覧で確認する必要があり、すべての公共料金事業者が同じ条件ではありません。また、楽天市場の「ポイント○倍」は通常ポイントや期間限定ポイントなどの合計で、「支払額の○%が一律で戻る」とは限らないため、キャンペーン条件を毎回確認しましょう。

(出典:楽天カード「ポイント還元率が異なる利用先」)

海外旅行保険の条件を確認する

海外旅行傷害保険の付帯条件は、楽天カードの券種によって大きく異なります。一般カードと楽天ゴールドカードの海外旅行傷害保険は自動付帯ではありません。出国前に募集型企画旅行の代金を対象カードで支払うなどの利用条件があり、航空券のみの購入は対象外です。「飛行機代を楽天カードで払ったから保険がつく」という認識は誤りです。

自動付帯の海外旅行保険が必要な場合は、楽天プレミアムカードまたは楽天ブラックカードを検討してください。ブランド選びと合わせて、どの券種にするかも海外旅行の頻度に応じて判断することが大切です。保険の補償内容や条件は公式ページで都度確認し、古い情報を当てにしないよう注意しましょう。

(出典:楽天カード「海外旅行傷害保険」)

キャンペーン情報は常に最新を確認する

入会キャンペーンやブランド限定特典は、時期によって内容が頻繁に変更されます。「今なら○ポイントもらえる」といった情報は、記事を読んでいる時点ではすでに終了している可能性があります。特にポイント数、対象ブランド、利用回数、口座振替設定期限といった条件は変わりやすいため、必ず公式キャンペーンページで最新情報を確認しましょう。

また、楽天市場の「5と0のつく日」キャンペーンも、現在は開催日ごとにエントリーが必要で、ポイント倍率の合計表示は4倍です。過去の「5倍」という表現を現在の制度として使用しないよう注意が必要です。楽天カードの公式情報は2026年8月時点のものを参照し、定期的に更新することをおすすめします。

(出典:楽天カード「5と0のつく日」)

還元率は全ブランド共通だが公共料金等は対象外あり。海外旅行保険は一般カード・ゴールドカードでは自動付帯ではない。キャンペーン情報は都度公式で確認すること。