楽天Edyとは?仕組みや種類をわかりやすく解説

プリペイド型電子マネーとしての基本の仕組み

楽天Edyは、ソニーの非接触IC技術「FeliCa(フェリカ)」を利用したプリペイド型電子マネーです。事前にチャージした残高から支払う仕組みで、クレジットカードのように後払いするものではありません。対応店舗の読み取り端末にカードやスマートフォンをかざすだけで決済が完了します。

コード決済のようにQRコードを読み取る方式とは異なり、非接触型の決済である点が特徴です。電波が届かない状況でも、対応端末・カードを持っていれば店舗での支払いに利用できます。

利用できる場所は、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、飲食店など幅広く、公式サイトでは2026年5月1日時点で全国162万カ所以上の加盟店があるとしています。

(出典:楽天Edy「楽天Edyをはじめる」)

カードタイプとスマートフォンでの利用形態

楽天Edyの主な利用形態は、カードタイプとスマートフォンタイプの2つに分かれます。カードタイプには「Edy-楽天ポイントカード」と、クレジット機能を併せ持つ「Edy機能付き楽天カード」があります。

スマートフォンでは、おサイフケータイ対応のAndroid端末で楽天Edyアプリまたは楽天ペイアプリから利用できます。Android版楽天Edyアプリは引き続き利用可能で、楽天ペイアプリでも楽天Edyを利用できます。

iPhone単体を楽天Edyとして利用することはできません。iPhoneの場合はEdyカードを用意し、楽天ペイアプリからチャージする形が基本となります。

(出典:楽天Edy「楽天Edyを使うならこれからは楽天ペイアプリで」)

楽天ペイとの違いとiOSアプリの変更点

楽天Edyと楽天ペイは別の決済サービスです。楽天EdyはFeliCaを使った電子マネー、楽天ペイはコード・QR決済が中心のサービスです。現在は楽天ペイアプリ内で楽天Edyを利用できるようになっていますが、残高や決済方式は異なるため混同しないように注意が必要です。

重要な変更点として、iOS版楽天Edyアプリは2026年8月末を目途に利用できなくなる予定です。楽天Edyサービス自体が終了するわけではなく、楽天ペイアプリへの機能集約が進められています。

ただし、従来の楽天Edyアプリでは使えたものの楽天ペイアプリでは利用できない機能もある場合があります。iOSユーザーはカードを用意するなど、移行に向けた準備が必要です。

楽天Edyは事前チャージ式の電子マネーで、iPhone単体では使えずEdyカードが必要。iOS版アプリの終了予定があるが、サービス自体は継続する

楽天Edyの使い方とチャージ方法を徹底解説

基本的な支払い方法と利用の流れ

楽天Edyでの支払いは、対応店舗のレジで「楽天Edyで支払う」と伝え、読み取り端末にカードやスマートフォンをかざすだけです。支払い時に暗証番号の入力は不要で、スピーディーに決済できます。残高が不足している場合はその場で支払えません。

初めて利用する場合は、カードを使うかスマートフォン(Androidのおサイフケータイ)を使うかを選びます。カードはEdy-楽天ポイントカードやEdy機能付き楽天カードを入手し、スマートフォンは楽天ペイアプリまたは楽天Edyアプリから利用を開始します。

支払い後は残高を確認しておくと、次のチャージのタイミングを把握しやすくなります。残高照会はアプリや加盟店の端末などで行えます。

チャージ方法の種類と特徴

楽天Edyへのチャージ方法には以下のような種類があります。ただし利用するEdyの種類によって利用できるチャージ方法が異なるため、事前に確認が必要です。

チャージ方法 主な特徴
現金 対応するコンビニなどの端末でチャージ可能
クレジットカード カードやEdy番号によって利用条件・ポイント付与条件が異なる
楽天ペイ残高(楽天キャッシュ) 対象の楽天Edyを楽天Edyマイページに登録するなどの条件がある
楽天ポイント 通常ポイントが対象。期間限定ポイントはチャージ不可
銀行口座 利用できるEdyの種類が限られる

1回あたりのチャージ上限は25,000円、カード1枚あたりの残高上限は50,000円です。チャージ完了後の取消や換金はできません。

(出典:楽天Edy「楽天Edyにチャージ(入金)をする」)

楽天カードと組み合わせたチャージのポイント

Edy機能付き楽天カードでは、楽天カードからEdyへチャージし、その残高で支払うという利用方法が可能です。対象のEdy機能付き楽天カードでは、チャージ200円につき1ポイント、Edy支払い200円につき1ポイントが付与されます。

ただし、楽天カードからチャージすれば必ずポイントが貯まるわけではありません。Edyカードの種類によってチャージ時のポイント付与条件は異なるため、自分のカードが対象かどうかを確認する必要があります。

楽天ポイントから楽天Edyへのチャージも可能ですが、期間限定ポイントはチャージ対象外です。「楽天ポイントをEdyに移せば期間限定ポイントも使える」という説明は誤りなので注意しましょう。

(出典:楽天Edy「Edy機能付き楽天カードの使い方」)

チャージ方法は利用するEdyの種類によって異なる。残高上限は5万円、1回のチャージ上限は25,000円。期間限定ポイントはチャージ不可

楽天Edyは便利?ポイント還元や利用シーンを紹介

楽天ポイントが貯まる仕組みと還元率

楽天Edyでの支払いでは楽天ポイントを貯められます。通常の楽天Edy加盟店では、200円(税込)につき1ポイントが基本の還元率です。ポイントプラス加盟店では200円につき2ポイントとなる場合があります。

ポイントを貯めるには、楽天ポイントを貯める設定をした楽天Edyで支払う必要があります。楽天Edyアプリや楽天ペイアプリ、Edy-楽天ポイントカードなど、利用する形態によって設定方法が異なります。

貯まった楽天ポイントは、通常ポイントであれば楽天Edyへのチャージにも利用できます。ポイントを電子マネーに変えて使えるため、日常的な支払いとポイント活用を循環させられます。

(出典:楽天Edy「楽天Edyをはじめる」)

コンビニやスーパーなど身近な利用シーン

楽天Edyは全国の加盟店で利用でき、その数は2026年5月1日時点で162万カ所以上とされています。コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、飲食店など、日常的によく立ち寄る店舗で使えるのが大きな利点です。

支払い時に暗証番号の入力やサインが不要なため、レジでの待ち時間を短縮できます。小額の支払いでも手軽に使えることから、現金を持ち歩きたくない場面でも重宝します。

また、楽天Edyはコード決済と異なり、電波が届かない状況でも利用できます。地下の店舗や通信環境の悪い場所でも、端末にかざすだけで支払いが完了するのは電子マネーならではの利点です。

(出典:楽天Edy「楽天Edyをはじめる」)

楽天カードとの二重取りができるケース

Edy機能付き楽天カードを利用すると、チャージ時と支払い時の両方でポイントが貯まるケースがあります。対象のカードでは、楽天カードからEdyへのチャージ200円につき1ポイント、Edyでの支払い200円につき1ポイントが付与されます。

ただし、すべての楽天カードでこの二重取りができるわけではありません。Edyカードの種類やチャージ方法によって条件が異なるため、「楽天カードなら必ず二重取りできる」とは限らない点に注意が必要です。

自分が持っているカードがチャージポイントの対象かどうかは、楽天Edyの公式サイトや楽天e-NAVIなどで確認できます。二重取りを狙うなら、事前に対象条件を把握しておくことが重要です。

(出典:楽天Edy「Edy機能付き楽天カードの使い方」)

通常の還元率は200円=1ポイント。Edy機能付き楽天カードならチャージと支払いの両方でポイントが貯まる場合があるが、カードの種類による条件を確認する

楽天Edyのパスワード・暗証番号の種類と注意点

「パスワード」は複数種類ある

楽天Edyに関連する「パスワード」や「暗証番号」には複数の種類があり、混同しやすいため注意が必要です。大きく分けて、楽天ID・パスワード、楽天e-NAVIの第2暗証番号、クレジットカードの暗証番号があります。

種類 用途 特徴
楽天ID・パスワード 楽天Edyマイページやアプリへのログイン、機種変更手続き 楽天全般のサービスで使用
楽天e-NAVIの第2暗証番号 楽天e-NAVIへのログイン保護 アルファベット・数字・一部記号で4〜32文字
クレジットカードの暗証番号 クレジットカードとしての利用時 4桁のPIN。Edy支払いとは別

楽天Edyの支払い自体に暗証番号は不要です。カードやスマホをかざすだけで決済できるため、レジで暗証番号を入力する場面はありません。

(出典:楽天カード公式FAQ)

楽天e-NAVIの第2暗証番号の役割と注意点

楽天e-NAVIの第2暗証番号(2nd Password)は、楽天カードのオンラインサービス「楽天e-NAVI」へのログインを保護するための追加パスワードです。カード自体の暗証番号とは別のもので、ログイン時に楽天ID・パスワードに加えて入力します。

設定できる文字数はアルファベット・数字・一部記号で4文字以上32文字以下です。楽天ID・パスワードと同じものを設定しないよう、公式が注意喚起しています。

これは楽天Edy専用のパスワードではなく、楽天カードのオンラインサービス全般に関わるセキュリティ機能です。楽天Edyの残高管理やチャージをする際に楽天e-NAVIへアクセスする場面で関係してきます。

(出典:楽天カード公式FAQ「楽天e-NAVIの第2暗証番号について」)

機種変更やアプリ利用時のパスワード

おサイフケータイ対応Android端末で機種変更をする場合、残高を預けて新端末で受け取る手続きに楽天ID・パスワードが必要です。楽天Edyアプリのメニューから「機種変更の手続き」を選び、楽天IDでログインして残高を預けます。

新端末では楽天ペイアプリを起動し、楽天Edyの初期設定と残高受け取りを行います。この際も楽天IDでのログインが必要になるため、事前にパスワードを確認しておきましょう。

楽天ペイアプリ内の楽天Edy利用時に設定するアプリ固有の暗証番号の詳細な設定手順については、楽天ペイアプリの公式ヘルプや楽天Edy公式FAQで最新情報を確認することをおすすめします。

(出典:docomo「楽天Edy 機種変更マニュアル」)

楽天Edyの支払い自体に暗証番号は不要。パスワードが必要なのはマイページやアプリへのログイン、機種変更手続きなどの場面

楽天Edyのプレゼント(Edyギフト)受け取り方法完全ガイド

Edyギフトの仕組みと受け取り前の注意点

Edyギフトは、キャンペーン特典や景品としてプレゼントされたEdyを受け取るためのサービスです。EdyギフトIDとして発行されることが多く、そのまま店舗での支払いに使うことはできません。必ず楽天Edy残高として受け取る操作が必要です。

受け取りには、Edyカードまたはおサイフケータイ対応Android端末(楽天Edyアプリ)が必要です。iPhone単体では受け取れないため、Edyカードを用意する必要があります。

EdyギフトIDの登録サイトは日本国外からアクセスできません。また、登録・受取後のキャンセル・換金・返金・再発行はできないため、操作前に内容をよく確認することが重要です。

受け取り手順と残高上限の注意点

Edyギフトを受け取るには、まず登録サイトで「EdyギフトID」と自分の「Edy番号」を入力して登録します。登録後、受取有効期限内に以下のいずれかの方法で受け取り操作を行います。

  1. 楽天ペイアプリ:「楽天Edy」または「Edyチャージ」→「楽天Edyの受け取り」→ギフトを選択→「受け取る」
  2. 楽天Edyアプリ(Android):アプリトップのプレゼントマーク→受け取り対象を選択→「受け取る」
  3. Edyカード用楽天Edyアプリ(iPhone):「Edyを受け取る」→カードをタッチ
  4. 加盟店設置の専用端末(Famiポートなど)
  5. パソコン(PaSoRi・FeliCaリーダー/ライターが必要)

受け取るEdyの額と現在残高の合計が50,000円を超えると受け取れません。受け取る前に残高を確認し、上限を超えないよう調整してください。受け取りは1回につき1つずつで、複数ある場合は繰り返し操作が必要です。

(出典:横浜市「楽天EdyギフトID 登録・受取方法」)

期限と失効に関する重要なルール

EdyギフトIDには期限があります。2026年6月29日以降、EdyギフトIDの登録期限は発行日から6か月に変更されています。登録が済んでも、受取有効期限(登録から60日以内)までに受け取り操作をしなければ失効します。

キャンペーンによっては、キャンペーン終了の翌月以降に受け取りが可能になるものや、独自の受取期間が設定されているものがあります。ギフトIDの受取方法や期限は発行元によって異なる場合があるため、各キャンペーンの案内を必ず確認してください。

受け取り操作を完了すれば、その残高は楽天Edy残高として使えるようになります。楽天Edy残高そのものに有効期限はありません。受け取り操作を忘れてギフトが失効しないよう、受け取ったら早めに手続きを行いましょう。

Edyギフトは「登録」と「受け取り」の2段階が必要。残高上限50,000円を超えると受け取れない。受取期限を過ぎると失効するため早めの対応が大切