概要: 楽天証券では2026年6月以降、パスキー認証の必須化が順次進められています。本記事では、パスキー認証の基礎知識から設定方法、複数端末での利用、機種変更時の再設定、ログインできない場合の対処法までを解説します。
### パスキー認証の基本的な仕組みと背景
パスキー認証とは、パスワードに頼らずに生体認証や端末のロック解除を使ってログインする仕組みです。楽天証券では2026年6月以降、利用者ごとに順次必須化されており、従来のID・パスワードと絵文字認証を組み合わせたログインから移行が進んでいます(出典:楽天証券「パスキー認証の段階的必須化」2026年5月29日)。
FIDO2という国際標準規格に基づき、認証情報が端末内に保存されるため、フィッシング詐欺やパスワード漏洩のリスクを大幅に減らせます。利用者は指紋や顔認証、画面ロックのPINで本人確認を完了できます。
### 従来のログイン方式との具体的な違い
従来の楽天証券では、ID・パスワードに加えて絵文字認証を組み合わせていました。パスキー認証では、認証の主体が「記憶するパスワード」から「端末が持つ鍵情報」に変わります。具体的には、パスキーを保存した端末以外からログインしようとしても、端末間の連携なしでは認証を通過できません。2026年5月31日からはパソコンへのパスキー保存にも対応し、スマートフォンだけでなくパソコン主体の利用者もパスキー認証を設定できるようになりました。
### なぜ今パスキーへの移行が必要なのか
パスワード認証は、使い回しや推測されやすい文字列、フィッシングによる漏洩など長年の課題がありました。金融機関では特に不正ログインの防止が急務であり、パスキー認証は端末と紐づく秘密鍵で認証するため、仮にIDが漏れても第三者はログインできません。楽天証券は1,400万を超える総合口座を抱えるネット証券として、口座の安全性を高めるために段階的な必須化を進めています。
要点:パスキー認証は、端末の生体認証を利用してログインするパスワード不要の仕組みです。2026年6月から順次必須化され、従来のID・パスワード+絵文字認証よりも高いセキュリティを実現します。
## パスキーの設定方法【パソコン・スマホ別】と複数端末での利用
### スマートフォンでのパスキー設定手順
スマートフォンで設定する場合は、まず楽天証券のアプリまたはウェブサイトにID・パスワードと絵文字認証でログインします。ログイン後、パスキー設定を促す画面が表示されたら、画面の案内に従って端末の生体認証(指紋・顔認証)または画面ロックのPINを登録します。
一度設定すれば、次回からはID入力後に自動でパスキー認証に移行し、生体認証のみでログインが完了します。設定には端末のOSが最新であること、生体認証が有効になっていることが前提です。
### パソコンでのパスキー設定手順
2026年5月31日から、パソコンにもパスキーを直接保存できるようになりました。設定時はパソコンのブラウザから楽天証券にログイン後、パスキー登録画面を開きます。パソコン側のWindows HelloやTouch IDなどの機能を使って、指紋や顔、PINを登録します。なお、パソコンに生体認証機能がない場合は、スマートフォンで読み取るQRコード方式でパソコン用のパスキーを設定することも可能です。
### 複数端末でパスキーを利用する際の考え方
パスキーは基本的に保存した端末内でのみ有効です。複数の端末で利用したい場合は、各端末ごとにパスキーを設定する必要があります。たとえば、普段使うスマートフォンと自宅のパソコンの両方にパスキーを保存しておけば、どちらからでも生体認証でログインできます。端末間でパスキー情報が自動共有されるかは、OSやブラウザのクラウド同期機能に依存するため、利用環境にあわせて個別設定を検討してください。
要点:パスキー設定はスマートフォン・パソコンそれぞれで端末の生体認証を登録します。複数端末を利用する場合は各端末ごとに設定が必要で、クラウド同期環境によっては端末間で共有できます。
## 機種変更した場合のパスキー再設定と注意点
### 機種変更前に確認すべき準備事項
スマートフォンを機種変更すると、古い端末に保存されたパスキーは新しい端末に自動では引き継がれません。機種変更前に、必ずID・パスワードと絵文字認証でログインできる状態を確認しておきます。また、楽天証券に登録しているメールアドレスや電話番号が最新であるかも併せて確認し、いざというときの本人確認に備えることが重要です。機種変更のタイミングでパスキー再設定が必須になることを前提に計画しましょう。
### 新端末でのパスキー再設定手順
新しい端末を入手したら、まず従来のID・パスワードと絵文字認証、必要に応じて追加の本人確認でログインします。ログイン後、パスキー設定メニューから新たにパスキーを登録します。手順は初回設定と同様で、新しい端末の生体認証や画面ロックを登録すれば完了です。クラウド同期に対応した環境であれば、以前のパスキーがそのまま引き継がれる場合もありますが、確実なのは手動での再設定です。
### 古い端末のパスキー削除とセキュリティ管理
機種変更後は、不要になった古い端末のパスキーを削除することを推奨します。楽天証券のセキュリティ設定画面から、登録済みのパスキー一覧を確認し、使用しなくなった端末のパスキーを削除できます。これは、古い端末が第三者に渡った場合の悪用を防ぐために重要です。もし古い端末を既に手放してしまった場合でも、遠隔からパスキーを無効化できるので、速やかに対応してください。
要点:機種変更時はパスキーが自動で引き継がれないため、ID・パスワードと絵文字認証でログイン後、新端末で再設定します。古い端末のパスキーは必ず削除し、セキュリティを維持してください。
## ログインできないときの対処法とパスワード変更の手順
### パスキー認証に失敗する場合の基本的な対処
パスキー認証が通らない場合は、まず端末の生体認証機能が正しく動作しているかを確認します。指紋や顔認証の再登録、端末の再起動で解消することが多いです。また、パスキーを保存した端末とは別の端末からログインしようとしている場合、パスキー認証が利用できず、予備の認証手段としてID・パスワードと絵文字認証でのログインを試す必要があります。パスキー設定後も、緊急用としてID・パスワードは必ず控えておきましょう。
### ID・パスワードを忘れた場合の再設定手順
パスワードを忘れた場合は、ログイン画面の「パスワードをお忘れの方」から再設定を進めます。登録メールアドレス宛に届く案内に従い、本人確認を経て新しいパスワードを設定します。本人確認には通常、口座番号や生年月日、登録済みの連絡先へのコード送信などが用いられます。パスワード再設定後は、パスキー認証も再度有効化または再設定が必要になる場合があるため、画面の指示に従って操作してください。
### どうしてもログインできない場合の最終手段
上記の方法で解決しない場合は、楽天証券のカスタマーサポートに直接問い合わせます。問い合わせの際は、本人確認書類や口座番号を手元に用意しておくと手続きがスムーズです。不正アクセス防止の観点から、サポート窓口では厳格な本人確認が行われるため、登録情報に誤りがないか事前に確認しておきます。ログイン不能は取引機会の損失に直結するため、早めの対応が肝心です。
要点:パスキー認証に失敗したら端末の生体認証を見直し、それでも難しい場合はID・パスワードと絵文字認証でログインします。パスワードを忘れたら再設定手続きを、解決しなければサポートへ問い合わせてください。
## パスキーを削除したい場合の手順とPINコードとの関係
### パスキーを削除する具体的な手順
パスキーを削除したい場合は、楽天証券にログイン後、セキュリティ設定またはアカウント設定メニューから登録済みパスキーの一覧を開きます。該当する端末のパスキーを選択し、削除を実行すれば完了です。削除後はその端末でのパスキー認証が無効化され、次回ログイン時にはID・パスワードと絵文字認証での認証が必要になります。パスキーの再設定を行うまでは、従来のログイン方法に戻ることになります。
### 端末のPINコードとパスキー認証の関係
パスキー認証で利用する端末のPINコードとは、スマートフォンやパソコンの画面ロック解除に使う暗証番号やパスワードのことです。パスキー認証では、生体認証の代わりにこのPINコードで本人確認を行うこともできます。ただし、楽天証券の取引暗証番号やログインパスワードとは別物です。端末のPINコードを変更した場合、パスキー自体は引き続き有効ですが、生体認証とPINコードの両方を忘れると端末そのものにアクセスできなくなるため注意が必要です。
### パスキー削除時の注意点とセキュリティ上の意義
パスキーを削除すると利便性は下がりますが、端末の紛失時や第三者に端末を貸与する場合には、速やかに削除することで不正ログインを防止できます。パスキーは端末に保存された秘密鍵で本人確認を行うため、端末の物理的な管理がセキュリティの大前提です。使わなくなった端末のパスキーは必ず削除し、ログイン手段の棚卸しを定期的に行いましょう。
要点:パスキー削除はセキュリティ設定から該当端末を選んで実行します。端末のPINコードはパスキー認証の代替手段ですが、楽天証券のパスワードとは独立して管理してください。
まとめ
よくある質問
Q: 楽天証券のパスキー認証とは何ですか?
A: パスキー認証は、パスワードを使わずにスマートフォンの生体認証やPINコードなどでログインできる仕組みです。楽天証券では2026年5月31日からパソコンへのパスキー保存に対応し、2026年6月以降、利用者ごとにパスキー認証が順次必須化されています。
Q: 楽天証券のパスキーは複数端末で利用できますか?
A: はい、パスキーは端末ごとに設定できます。パソコンやスマートフォンなど、利用する各端末でパスキーを登録すれば、それぞれの端末でパスキー認証によるログインが可能です。
Q: 機種変更した場合、楽天証券のパスキーはどうすればよいですか?
A: 機種変更後は、新しい端末で再度パスキーを設定してください。古い端末のパスキー情報は、楽天証券の設定画面から削除できます。
Q: 楽天証券にパスキーでログインできない場合の対処法は?
A: 端末のOSやブラウザが最新の状態か確認し、パスキーが正しく設定されているかを見直してください。それでもログインできない場合は、パスワードによるログインを試すか、楽天証券のサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。
Q: 楽天証券でパスキーを削除するにはどうすればいいですか?
A: 楽天証券の設定画面から、登録済みのパスキーを削除できます。削除後は、従来のID・パスワードによるログインが必要になる場合があります。
