1. 楽天証券の米国株取引時間|プリマーケットとアフターマーケットで最大16時間
    1. 2026年6月から最大16時間の取引が可能に
    2. アフターマーケットのルールと活用法
    3. 信用取引の注意点とストップロス判定
  2. 米国株の買い方|円貨決済と外貨決済の違いを徹底比較
    1. 円貨決済の仕組みと為替手数料
    2. 外貨決済の仕組みとメリット
    3. どちらを選ぶべきか判断ポイント
  3. ドルを円に換える方法|楽天証券でドル転する際の注意点
    1. リアルタイム為替取引で手数料無料のドル転
    2. 経済指標発表時の取引停止に注意
    3. 為替手数料がかかるケースを把握しよう
  4. 米国株の取引手数料を抑えるコツ|現物と信用のコスト比較
    1. 現物取引と信用取引の手数料を比較
    2. 信用取引の金利とコスト計算の目安
    3. 楽楽信用と手数料無料銘柄の活用
  5. 米国株投資で知っておきたい税金とNISAの注意点
    1. 米国株の売却益と配当金の税金
    2. NISA成長投資枠での米国株取引
    3. NISAの損失と枠管理の注意点
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: 楽天証券の米国株取引時間は何時から何時まで?
    2. Q: 楽天証券でドルを円に変えるにはどうすればいい?
    3. Q: 米国株を買うとき、円貨決済と外貨決済どちらが得?
    4. Q: 楽天証券の米国株取引で時間外取引はどのように利用すればいい?
    5. Q: 楽天証券の米国株取引にかかる税金はどうなっていますか?

楽天証券の米国株取引時間|プリマーケットとアフターマーケットで最大16時間

2026年6月から最大16時間の取引が可能に

楽天証券の米国株取引は、2026年6月22日のアフターマーケット(時間外取引)開始により、最大16時間に拡大しました。従来のレギュラーマーケット(通常取引)に加え、プリマーケット(前場)とアフターマーケット(後場)が利用できます。サマータイム時の日本時間では、プリマーケットが17:00〜21:30、レギュラーマーケットが22:30〜翌5:00、アフターマーケットが5:00〜9:00です。仕事や家事で通常取引の時間帯に参加できない方でも、早朝や夕方に取引できるようになりました。

アフターマーケットのルールと活用法

アフターマーケットでは指値注文のみが可能で、成行注文は利用できません。対象は米国株式・ADR・ETFで、店頭銘柄(OTC)は対象外です。米国企業の決算発表は米国時間の夕方、つまり日本時間の早朝に行われることが多く、アフターマーケットを活用すれば決算発表直後に翌日を待たずに売買できます。重要なニュースや経済指標の発表にも即座に対応できるため、リスク管理の面でもメリットが大きいといえるでしょう。

信用取引の注意点とストップロス判定

プリマーケット・アフターマーケット取引では、信用取引の保証金要件や新規建玉可能額が、リアルタイム価格と前日終値のどちらか低い方で計算されます。ただし追証(追加保証金)の判定は、従来どおりレギュラーマーケットの終値で行われます。ストップロス注文の判定もレギュラーマーケットのみが対象で、サマータイム時の22:30〜翌5:00に限定されます。これらの制限を理解したうえで取引することが大切です。

アフターマーケットは2026年6月開始。指値注文のみ、ストップロス判定は通常取引のみ。決算発表直後の早朝取引に有効。

米国株の買い方|円貨決済と外貨決済の違いを徹底比較

円貨決済の仕組みと為替手数料

円貨決済とは、日本円のまま米国株を売買できる方法です。買い注文時に口座の日本円が自動的に米ドルへ両替され、売却時には米ドルから日本円へ自動両替されます。為替レートは約定日の翌営業日10時頃に確定するため、注文時点では正確なレートがわかりません。為替手数料は片道1米ドルあたり25銭かかります。頻繁に売買するほど手数料が積み重なるため、長期保有や少額投資に向いています。

外貨決済の仕組みとメリット

外貨決済では、事前に「リアルタイム為替取引」で円を米ドルに両替しておきます。このリアルタイム為替取引の為替手数料は2023年12月4日から無料です。両替した米ドルで米国株を購入すれば、取引時に為替手数料は発生しません。レートは自分で選んだタイミングで確定するため、為替相場を確認しながら有利なレートで両替できます。売却代金も米ドルのまま口座に保管されるので、再投資時の手数料もかからず、頻繁に売買する方や大口取引に適しています。

どちらを選ぶべきか判断ポイント

投資スタイルによって最適な決済方法は異なります。以下の表で特徴を比較します。

比較項目 円貨決済 外貨決済
為替手数料 片道1ドルあたり25銭 リアルタイム為替取引なら0円
為替レート確定 約定翌営業日(後日確定) 両替した時点で確定
売却代金 日本円で受取 米ドルのまま保有可能
向いている人 取引頻度が少ない・少額投資 頻繁に売買・大口取引・レートを選びたい

外貨決済はリアルタイム為替取引で手数料0円。為替レートを自分で選べるため、頻繁に取引するほど円貨決済より有利。

ドルを円に換える方法|楽天証券でドル転する際の注意点

リアルタイム為替取引で手数料無料のドル転

楽天証券で米ドルを準備する最もコスト効率の良い方法は「リアルタイム為替取引」です。2023年12月から為替手数料が無料になり、実質的に為替コストをゼロに抑えられます。レートは原則1分ごとに更新されるため、タイミングを見計らって両替できます。まず証券口座に日本円を入金し、リアルタイム為替取引画面で希望するレートと金額を指定して両替するだけです。両替した米ドルはすぐに米国株の購入に使えます。

経済指標発表時の取引停止に注意

リアルタイム為替取引には注意点もあります。米雇用統計や米CPI(消費者物価指数)など重要な経済指標の発表前後10〜15分程度は、注文受付が停止される場合があります。これらの指標発表時は為替相場が大きく変動しやすいため、投資家保護の観点から一時的に取引が止まります。ドル転を予定している日が経済指標の発表日と重なる場合は、発表時間を事前に確認し、取引可能な時間帯に余裕をもって手続きすることをおすすめします。

為替手数料がかかるケースを把握しよう

リアルタイム為替取引が無料でも、以下の取引では引き続き1ドルあたり25銭の為替手数料がかかります。

  • 米国株式取引の円貨決済
  • 米ドル定時為替取引
  • 外貨建てMMFの購入
  • 米国株配当金の円貨受取
  • 外国債券の円貨決済(利金・償還金含む)

米国株を外貨決済で売買し、配当金も米ドルのまま受け取れば為替手数料を徹底的に抑えられます。円貨に戻す必要がある場合のみ、リアルタイム為替取引を利用しましょう。

リアルタイム為替取引は手数料0円。経済指標発表時は取引停止あり。円貨決済や配当金の円貨受取には25銭の手数料がかかる。

米国株の取引手数料を抑えるコツ|現物と信用のコスト比較

現物取引と信用取引の手数料を比較

楽天証券の米国株取引手数料は、現物取引が約定代金の0.495%(税込)、信用取引が約定代金の0.33%(税込)です。どちらも最低手数料は0米ドルで、上限は現物が22米ドル、信用が16.5米ドルに設定されています。たとえば約定代金5,000ドルの場合、現物は片道4.95ドル、信用は片道3.3ドルです。同じ金額を取引するなら信用取引の方が手数料は割安ですが、信用取引には別途金利がかかる点に注意が必要です。

信用取引の金利とコスト計算の目安

信用取引で買い建てる場合、年率4.5%の金利が日割りで発生します。日割りにすると約0.0123%です。たとえば5,000ドルを信用買いして1日保有すると、金利は約0.62ドル。手数料の差額(現物4.95ドル−信用3.3ドル=1.65ドル)を金利が上回るまで約3日かかります。つまり短期売買やデイトレードでは信用取引の方がコスト優位ですが、長期保有になると金利負担が積み上がります。売却時にはSEC Fee(約定代金×0.0000229)もかかる点を忘れずに。

楽楽信用と手数料無料銘柄の活用

楽天証券には初心者向けの「楽楽信用(Raku-Raku Shinbin)」があり、レバレッジを自己資金の1倍までに制限してリスクを抑えられます。最大取引可能額は500万円で、信用取引の練習としても活用できます。また楽天証券が指定する一部銘柄は買付手数料が無料です。NISA口座で成長投資枠を使えば、米国株の取引手数料は原則無料になります。

現物手数料0.495%、信用0.33%で信用の方が割安。ただし信用は年4.5%の金利が発生。NISAなら手数料無料。楽楽信用は初心者向けでリスクを抑えられる。

米国株投資で知っておきたい税金とNISAの注意点

米国株の売却益と配当金の税金

米国株の売却益は、日本円に換算した譲渡損益に対して税率20.315%(所得税15.315%+住民税5%)が課税されます。特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば確定申告は不要です。配当金については、米国で10%が源泉徴収されたあと、日本でも課税されますが、確定申告で外国税額控除を適用すれば二重課税の一部が軽減されます。課税口座で取引する場合は、これらの税負担を考慮した利回り計算が大切です。

NISA成長投資枠での米国株取引

NISA成長投資枠(年間最大240万円)では、米国株式や海外ETFの売却益と配当金が非課税になります。また楽天証券のNISA口座で米国株を取引する場合、取引手数料は原則無料です。ただし重要な注意点として、米国現地で課税される配当金の10%の源泉徴収までは非課税になりません。NISAでもこの現地課税分は還付されないため、配当利回りを計算する際は実質的な手取りが90%になることを見込んでおきましょう。

NISAの損失と枠管理の注意点

NISA口座で米国株の損失が発生しても、課税口座(特定口座・一般口座)の利益と損益通算はできません。また損失を翌年以降に繰り越すこともできません。非課税保有限度額(生涯1,800万円)は取得価額ベースで管理され、売却した商品の枠が復活するのは翌年以降です。同年の年間投資枠(240万円)は再利用できないため、年間の売買計画は慎重に立てる必要があります。

売却益は税率20.315%、配当金は米国で10%課税。NISAでも米国源泉徴収分は非課税にならない。NISAの損失は損益通算不可で、枠復活は翌年以降。

出典:楽天証券「米国株取引時間を最大16時間へ拡大」プレスリリース(2026年6月8日)/ 楽天証券「外国株式等取引にかかる費用」/ 楽天証券「米ドル/円の為替手数料、業界最低水準の無料に!」プレスリリース(2023年12月)/ 楽天証券セミナー資料「米国株式信用取引の基本と活用」(2025年7月)/ 楽天証券セミナー資料「決済方法どちらが良い?」(2024年4月)/ 楽天証券「NISA取引ルール」/ 金融庁「NISAを知る」