1. 楽天モバイルの4G・5G対応エリアはどこまで広がっている?確認方法を解説
    1. 楽天回線エリアとパートナー回線エリアの違い
    2. 公式エリアマップで生活圏を事前確認する方法
    3. 地下鉄・地下街・山間部での実際の繋がりやすさ
  2. 楽天モバイルの4G・5G速度は実際どれくらい?実測データで徹底比較
    1. 第三者機関による通信速度の実測データ
    2. 楽天モバイルの強みはアップロード速度
    3. 5Gの速度と4Gの速度を比較
  3. 楽天モバイルの5Gが遅い・繋がらない原因と今すぐ試すべき対処法
    1. 5Gが表示されない・遅い場合の基本対処法
    2. 電波改善リクエストと公式サポートの活用法
    3. 5Gから4Gへの切り替えで安定通信を確保
  4. プラチナバンドとは?700MHz帯で屋内・地下の電波はどう変わった?
    1. プラチナバンド(700MHz帯)の基本的な仕組み
    2. プラチナバンド導入前後の通信環境の変化
    3. 他社のプラチナバンドとの違いと楽天の独自展開
  5. 楽天モバイルの通信環境を自宅で改善する方法|Rakuten Casaの活用法
    1. Rakuten Casaとは?小型基地局の仕組みと費用
    2. Rakuten Casaの設置効果と限界
    3. Rakuten CasaとWi-Fi通話のどちらを選ぶべきか
  6. まとめ
  7. よくある質問
    1. Q: 楽天モバイルの5Gエリアはどこで確認できますか?
    2. Q: 楽天モバイルの5Gが遅い原因は何ですか?
    3. Q: 楽天モバイルが繋がらないとき、まず何を試せばよいですか?
    4. Q: プラチナバンド(700MHz帯)で屋内の電波は改善されますか?
    5. Q: 自宅の電波が悪いとき、楽天モバイルで改善する方法はありますか?

楽天モバイルの4G・5G対応エリアはどこまで広がっている?確認方法を解説

楽天回線エリアとパートナー回線エリアの違い

楽天モバイルのサービスエリアは、自社基地局による「楽天回線エリア」と、KDDI(au)の基地局を借りる「パートナー回線エリア」の2つで構成されています。楽天回線エリアでは、データ容量の上限なく高速データ通信を利用できます。ただし、混雑時など公平なサービス提供のため速度制御される場合があります。パートナー回線エリアでは月間のデータ利用量に上限が設けられています。また、5Gサービスは楽天回線エリアでのみ提供され、パートナー回線エリアでは4G通信のみの対応です。公式サイトでは「人口カバー率99.9%」と表記されていますが、これは楽天回線とパートナー回線を合算した、約500m区画を基準とした数値です。楽天自社回線のみの人口カバー率は約96%で、建物内や地下、山間部などでは利用状況が異なります。

(出典:楽天モバイル「通信・エリア」)

公式エリアマップで生活圏を事前確認する方法

契約前に必ず楽天モバイル公式サイトのエリアマップで、自宅・職場・学校などよく行く場所の通信状況を確認しましょう。エリアマップは2026年6月1日に更新されており、住所や郵便番号で検索できます。地図上の色分けで楽天回線エリアとパートナー回線エリアが区別されており、4Gと5Gの対応状況も確認可能です。ただし、約500m区画を基準に算出されているため、同じエリア内でも建物の構造や地下・屋内では電波状況が大きく異なる場合があります。実際の利用環境を完全に保証するものではないことを理解しておきましょう。

(出典:楽天モバイル「通信・エリア」)

地下鉄・地下街・山間部での実際の繋がりやすさ

楽天モバイルは2026年6月16日から30日にかけて、全国36都道府県115市区町村で新たに基地局を設置しました。地下駅や地下街の高速データ無制限エリアも順次拡大中です。しかし、山手線の駅構内や地下鉄、大型商業施設の地下などでは、依然として従来の大手キャリアと比較して電波が弱い傾向があります。2025年6月の山手線5G速度調査では、楽天モバイルの5G接続率は78.3%に改善したものの、通信速度は平均17.4Mbpsと4社中4位でした。地下や山間部での利用が多い場合は、事前にエリアマップの詳細な確認をおすすめします。

(出典:楽天モバイル公式エリアページ、ICT総合研究所「2025年6月 山手線5G通信速度測定調査」)

要点:エリアは楽天回線とパートナー回線の合算で提供され、5Gは楽天回線エリアのみ対応。人口カバー率99.9%は約500m区画基準のため、建物内や地下など実際の利用環境とは異なる。契約前には必ず公式エリアマップで生活圏の通信状況を確認する。

楽天モバイルの4G・5G速度は実際どれくらい?実測データで徹底比較

第三者機関による通信速度の実測データ

Opensignalの2025年10月版レポートによると、楽天モバイルはアップロード速度15.3Mbps、5Gアップロード速度24Mbpsで国内1位を獲得しています。また、5Gダウンロード速度は約128Mbpsで、ドコモの168Mbpsには及ばないものの、ソフトバンクやauと同等レベルです。

なお、ダウンロード速度については、Opensignal以外の調査である2025年Q3のSpeedtest Intelligenceでは約53.5MbpsでNTTドコモの50.5Mbpsを上回ったというデータもあります。

これらはあくまで調査時の平均値であり、実際の速度は場所や時間帯によって大きく変動します。特に繁華街やイベント会場など混雑する場所では、公式に速度制御の可能性が明記されています。

(出典:Opensignal「Japan, October 2025, Mobile Network Experience Report」)

楽天モバイルの強みはアップロード速度

楽天モバイルの通信品質で一貫して評価が高いのがアップロード速度の速さです。Opensignalの調査ではアップロード速度15.3Mbpsで2位のソフトバンクを大きく引き離し、5Gアップロード速度でも24Mbpsで単独首位となりました。これはSNSへの写真・動画投稿やビデオ通話、オンライン会議など、データ送信を頻繁に行うユーザーにとって大きなメリットです。特にInstagramやTikTokなどのライブ配信、クラウドストレージへのファイルバックアップを外出先で行う場合、アップロード速度の速さは快適な操作性に直結します。

(出典:Opensignal「Japan, October 2025, Mobile Network Experience Report」)

5Gの速度と4Gの速度を比較

楽天モバイルの5Gは、Sub6(3.8GHz帯)とミリ波(28GHz帯)で提供されており、5Gエリア内であれば4Gより高速な通信が期待できます。実測データでは5Gダウンロード速度が約128Mbpsと、4Gの数倍の速度が出ています。ただし5G対応エリアは限定的で、全国一律ではありません。また5Gエリア内でも、建物の遮蔽や地下・屋内では自動的に4Gへ切り替わることがあります。画面に「5G」と表示されていても、実際には4G通信の場合があるため、表示と実際の通信品質が異なるケースもあることを理解しておきましょう。

(出典:Opensignal「Japan, October 2025, Mobile Network Experience Report」、楽天モバイル公式FAQ)

要点:楽天モバイルはアップロード速度で国内トップクラスの評価。ダウンロード速度は平均的だが、5Gエリアでは高速通信が可能。実測値は測定条件により大きく変動し、混雑時は速度制御の対象となる。

楽天モバイルの5Gが遅い・繋がらない原因と今すぐ試すべき対処法

5Gが表示されない・遅い場合の基本対処法

5Gが表示されない、または通信が遅い場合は、まず以下の手順を順番に試してください。

  1. 機内モードをオンにして10秒待ち、オフにする(電波の再取得)
  2. モバイルデータ通信をオフにしてからオンにする
  3. Wi-Fiをオフにしてからオンにする
  4. 端末を再起動する
  5. 窓際や屋外など電波の届きやすい場所に移動する

これらの基本操作で多くの接続不良は解消します。特に機内モードのオン・オフは最も効果的な方法で、基地局との再接続が行われます。5G対応端末であっても、5Gエリアの境界や地下・屋内では自動的に4Gへ切り替わる仕様です。

(出典:楽天モバイル公式FAQ)

電波改善リクエストと公式サポートの活用法

上記の対処法を試しても改善しない場合は、楽天モバイル公式サイトの「電波改善リクエストフォーム」から申告できます。営業時間は9時から18時で、日本語での対応となります。また大規模な通信障害が発生している場合は、公式サイトの「障害・メンテナンス情報」ページで確認できます。障害が大規模な場合は総務省への報告対象となるため、公式発表を確認しましょう。なお、SIMカードの故障が疑われる場合、再発行手数料はSIMカードが3,300円(税込)、eSIMは無料です。

(出典:楽天モバイル公式FAQ、公式サイト「障害・メンテナンス情報」)

5Gから4Gへの切り替えで安定通信を確保

5Gの電波が不安定な環境では、あえて端末の設定で4G(LTE)に固定する方法も有効です。5Gは4Gより高い周波数帯を使用するため、建物内や地下では電波が届きにくい特性があります。特に鉄筋コンクリート造の建物内や地下街では、5Gより4Gの方が安定して接続できるケースが多いです。端末のネットワーク設定から「5G」を「4G」または「LTE」に変更することで、通信が途切れることなく安定します。動画視聴やWeb閲覧程度であれば、4Gでも十分な速度が出るため、実用上の支障は少ないでしょう。

(出典:楽天モバイル公式FAQ「5G対応エリアなのに5G表示にならない場合」)

要点:機内モードのオン・オフと端末再起動を最初に試す。改善しない場合は公式の電波改善リクエストを活用。5Gが不安定な環境では4G固定設定で安定通信を確保できる。

プラチナバンドとは?700MHz帯で屋内・地下の電波はどう変わった?

プラチナバンド(700MHz帯)の基本的な仕組み

プラチナバンドとは、700MHz帯の低い周波数を使用する電波帯域の通称です。低い周波数は電波が遠くまで届きやすく、建物の壁や障害物を回り込む性質が強いため、屋内や地下での通信品質向上に大きく貢献します。楽天モバイルは2024年6月27日に700MHz帯の商用サービスを開始し、関東エリアから順次全国展開しています。このプラチナバンドは4G(LTE)専用で、5G通信には使用されません。

(出典:楽天モバイル公式プレスリリース「Rakuten Mobile Launches Commercial Services Using 700 MHz “Platinum Band”」2024年6月27日)

プラチナバンド導入前後の通信環境の変化

プラチナバンド導入以前の楽天モバイルは、主に1.7GHz帯を使用していました。この周波数帯は高速通信に向いている一方、建物内や地下では電波が届きにくいという弱点がありました。700MHz帯の追加により、特に鉄筋コンクリート造のマンションやオフィスビル内、地下街、山間部など、これまで電波が弱かったエリアでの通信品質が改善されています。ただし全国の基地局設置は段階的に進められており、2026年8月時点でも全エリアで利用できるわけではありません。対応エリアは公式エリアマップで確認できます。

(出典:楽天モバイル公式プレスリリース、総務省周波数割当関連報道)

他社のプラチナバンドとの違いと楽天の独自展開

NTTドコモ、au、ソフトバンクは従来から700〜900MHz帯のプラチナバンドを保有しており、楽天モバイルは後発キャリアとして単独で総務省から2023年10月に割当を受けました。楽天モバイルの700MHz帯は3MHz幅と限られた帯域で、楽天グループは約3.6億ドルを投資して基地局整備を進めています。帯域幅が限られているため通信速度の大幅な向上より、これまで繋がりにくかった場所での接続性改善に重点を置いた展開となっています。実際の効果は建物構造や周辺環境によって異なるため、自宅や職場での体感を確認することをおすすめします。

(出典:総務省700MHz帯割当関連報道、楽天モバイル公式プレスリリース)

要点:プラチナバンド(700MHz帯)は2024年6月から商用化され、屋内・地下での接続性を改善。4G専用で5Gには非対応。全国展開は段階的に進行中で、対応エリアは公式マップで確認できる。

楽天モバイルの通信環境を自宅で改善する方法|Rakuten Casaの活用法

Rakuten Casaとは?小型基地局の仕組みと費用

Rakuten Casaは、自宅の固定インターネット回線に接続して屋内に楽天モバイルの通信エリアを作り出す小型基地局です。端末レンタル料、月額利用料、事務手数料はすべて0円で利用できます。設置場所のインターネット回線費用と電気代は自己負担です。提供される機種は、ルーター機能なしの初代Rakuten Casaと、Wi-Fiルーター機能搭載のRakuten Casa 6のいずれかで、ユーザーによる選択はできません。通信速度は接続する固定回線の速度に依存し、LTE通信のみで5Gには非対応です。

(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Casa」製品ページ)

Rakuten Casaの設置効果と限界

自宅の電波が弱い、または圏外になる場合にRakuten Casaは有効な解決策です。固定回線に接続するだけで、自宅内に楽天モバイルの電波を届けられます。ただし建物の構造によっては、同じ建物内でも電波が届かない部屋が出る場合があります。また通信速度は契約している固定回線の速度が上限となり、光回線であれば高速通信が可能ですが、低速のADSLやモバイル回線では十分な速度が出ないこともあります。解約時は端末を返却する必要があり、紛失や長期未返却の場合は20,000円(税抜)の違約金が発生します。解約手数料は無料です。

(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Casa」製品ページ・FAQ)

Rakuten CasaとWi-Fi通話のどちらを選ぶべきか

自宅の通信環境改善には、Rakuten CasaのほかにWi-Fi接続を活用した通話・通信も選択肢です。Rakuten Linkアプリを使用すれば、自宅のWi-Fi環境でも通話やメッセージの送受信が可能です。Wi-Fi通話は追加機器が不要で、既存のWi-Fiルーターがあればすぐに利用できます。一方、Rakuten Casaは楽天モバイルの電波そのものを自宅内に届けるため、Rakuten Link以外の通常の電話アプリでも通話品質が安定します。通話を重視する場合はRakuten Casa、データ通信中心で追加機器を置きたくない場合はWi-Fi通話が適しています。

(出典:楽天モバイル公式「Rakuten Casa」製品ページ)

要点:Rakuten Casaは自宅の固定回線を使って屋内に楽天モバイルの電波を届ける小型基地局。端末代・月額料金は無料だが、LTE通信のみで5G非対応。Wi-Fi通話と比較して、通常の電話アプリでの通話品質が安定する点がメリット。